お知らせ&更新情報

2018年11月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

11月3日(土)4日(日)

今月は「先月のレメディの復習(Dulc.Lac-d.)」「メソドロジー(臓器に関係したレメディ)」「ケース学習(マヤズム傾向からケースを考える)」「今月のレメディ学習(Dros.Berb.)」「3回目の処方」について学びました。
(画像は、Dros.モウセンゴケ)

 

「ケース学習(マヤズム傾向からケースを考える)」

ホメオパシーの目的は、「シミリマムレメディ(最類似レメディ)」を提案して、病に苦しんでいるクライアントを健康な状態に導くことです。

ただ、複雑なケースになると、単純に症状の全体像を描くレパートライズを主体に置いた正攻法だけでは、シミリマムレメディが選べないことがあります。そんな時には、病全体の持つエネルギー傾向(マヤズム傾向)から、考えて行く方法を使うことがあります。

続きを読む »

2018年10月授業報告(1年生~初級コース)

10月27日(土)28日(日)

今月は「8月のレメディの復習」「オルガノン学習(§46~60)」「レメディ学習(Staph.Merc.Lach.)」「古典的ケース学習」「9月の国際セミナー復習」を学びました。

尚、今月からは、すべての授業で、レパートリー(症状からレメディを検索する辞書)を使い始めました。

(画像は、Lach.)

 
「レメディ学習(Staph.Merc.Lach.)」

今月も、各レメディの原材料について、事前に調べて来てもらいました。
この原材料の事前学習を始めてから、半年ほどになりますが、生徒さんたちのレメディに対する理解度が以前とは格段に違うことを実感しています。

続きを読む »

2018年10月授業報告(2年生~中級コース)

10月20日(土)21日(日)

今月より編入生が加わりメンバーが増えたせいか、生徒さんからの発言も活発でした。
今月は「8月のレメディの復習(Coff.Iod.Naja.)」「オルガノン学習(§100~110)」「ケース学習」「今月のレメディ学習(Psor.Alum.Cocc.)」を学びました。(画像は.Alum.~アルミナボール)

授業前に、生徒さん各自から近況報告をして頂いているのですが、ある生徒さんは、9月の国際セミナーの講師:森井啓二先生からの刺激を受けて、レメディの原材料を調べる楽しみを見出し、今、自分が一番反応するレメディの原材料について研究したことをシェアしてくれました。その熱意に同期生たちも刺激を受けていました。

 
「今月のレメディ学習(Psor.Alum.Cocc.)」

生徒さんには、全員、事前に調べてきてもらった原材料情報をシェアしてもらってから、それぞれの授業に入りました。

Psor.は、皮膚病(疥癬)の患部から調整されたNosodes(ノソーズ)です。
皮膚症状に苦しむ人のためのレメディとして、古くから活用されて来ました。

続きを読む »

2018年10月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

10月13日(土)14日(日)

今月は、「8月のレメディの復習(Hell.Fl-ac.)」「ケースから2回目の処方を学ぶ」「ケース学習」「レメディ学習(Dulc.Lac-d.)」「ホメオパシー方法論(マヤズム的処方について)」を学びました。(画像は乳牛)

 
「レメディ学習(Dulc.Lac-d.)」

Dulc.は、ナス科ウッディナイトシェードから調整される植物レメディです。
生徒さんたちには、事前に現物質の情報を調べてきてもらいました。ヒヨドリジョウゴとも言われるようです。軽い毒性があるものの、ヒヨドリは、これを食べても大丈夫なようです。

続きを読む »

2018年10月授業報告(3年生~上級コース)

9月29日(土)30日(日)

29日の夜から関西地区に大型台風が接近の予報があり、30日の授業は休講にして、3月に補講をすることにしました。今月は、1日のみの授業のため、ごくコンパクトな授業になりました。

「レメディ学習(Ant-c.Lac-d.)」「ケース学習」「9月の国際セミナーの復習」を学びました。(画像は、Ant-c.輝安鉱)

 

「ケース学習」

過去に講師が経験したシンプルなケースを材料に、ケースへの目のつけどころを学びました。

続きを読む »

2018年度CHK国際セミナー『いのち・いきもの・ホメオパシー』無事終了しました

去る9月22日・23日に、2018年度CHK国際セミナー『いのち・いきもの・ホメオパシー』は盛況のうちに終了しました。

 

今年度のCHK国際セミナーでは、日本のホメオパシー界の第一人者、森井啓二先生をお招きし、『いのち・いきもの・ホメオパシー』と題して、2日間の講義を開催いたしました。

とても、感動的な講義に、参加者の皆さんからは、来年度の国際セミナーも森井啓二先生に来て頂きたいとの要望しきりでした。

動物に対するホメオパシーのアプローチで大切なことは、人間同様に、精神面の乱れを考えて行くことだと教えて頂きました。

でも、もの言わぬ動物のこころの状態を、いかにして捉えてゆくのか?

この課題に対して、先生が、臨床現場で試行錯誤を重ねられました。

そこから見出した病んだ動物のこころの状態を捉えられるようになって以来、これまで困難と思われたホメオパシー的治癒が、実現して行ったそうです。

参加者は、先生の独自の動物へのアプローチの臨床成果を学ぶことから、動物に対しては、もちろんのこと、人間に対する捉え方をも同時に学ぶことが出来ました。

そして、目には見えないけれど、動物の『いのち』と人間の『いのち』は、深いところで、一つになって、繋がっていることも学びました。

 

『いのち』あるものへの取り組み方は、動物も人間も同じであるということです。そして、それは密接に関係しています。動物をおろそかにするということは私達自身をおろそかにすることでもあります。

ホメオパシーとは、『いのち』を見つめ、愛おしみ、それを十二分に生かして行く療法であることに、改めて気付かされた2日間でした。

 

2018年8月授業報告(1年生~初級コース)

8月25日(土)26日(日)

今月は「先月のレメディ復習(Calc.Puls.Phos.)」「オルガノン学習(§30~45)」「ホメオパシー基本原理~罹病性(感受性)等」「レメディ学習(Sulph.Lyc.Sil.)」を学びました。(画像は、Lyc.~ヒカゲノカズラ)
「ホメオパシー基本原理~罹病性(感受性)」

今月は、ホメオパシーで、最も大切な概念である「罹病性(感受性)」について、皆で一緒に考えて行きました。

例えば、一般にインフルエンザの原因はウイルスだと言われていますが、本当でしょうか? それが流行しても、全員が罹るとは限りません。これをどう説明したら良いのでしょうか?

続きを読む »

2018年8月授業報告(2年生~中級コース)

8月18日(土)19日(日)

 
今月は「先月のレメディの復習」「オルガノンに沿ってのセッション実習」「レメディ学習(Coff.Iod.Naja.)」「ケース学習」を学びました。(画像は、Coff.)

 
「オルガノンに沿ってのセッション実習」

ハーネマンは、『オルガノン』で、急性病と慢性病をきちんと分けて対処しなければならないと考えました。そして、急性病は、その症状がハッキリしているので「症状の全体像」がわかりやすいが、慢性病はわかりにくい。だから、慢性病に対しては、綿密にケースを取ることが重要だと述べています。その具体的な方法がオルガノン§83~99に書かれています。この単元は先月学んでいますので、今月はそれを元にセッション実習しました。
まずは、お手本を見せて欲しいということでしたので、講師2人がしてみました。少し高度になってしまいましたが、参考にはなったと思います。
その後、生徒さん同士で2人1組になり、お互いの現在抱えている問題(症状など)の「全体像」を聞いて行きました。

続きを読む »

2018年8月授業報告(3年生~上級コース)

8月11日(土)12日(日)

今月は「先月のレメディ復習(Dulc. Zinc. Carb-v.)」「オルガノン学習(§221~230)」「2回目の処方について」「レメディ学習(Cic.Cupr.Bufo.)」を学びました。(画像は、Cupr.銅線)

 

「レメディ学習(Cic.Cupr.Bufo.)」

今月からは、どの学年のレメディ学習でも、事前に、各自でレメディの原材料を調べて来て発表してもらうことと、レメディ学習の総まとめとして、講師からは、過去のホメオパシーの巨匠たちが残してくれた古典ケースを数例ずつ紹介することにしました。

各レメディの症状の丸覚えはほぼ不可能です。レメディ学習の授業が印象的なものであるほど、卒業後にも、レメディ特有の感覚が蘇り、実践で使いやすくなるものです。

続きを読む »

2018年8月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

8月4日(土)5日(日)

今月は「先月のレメディの復習(Aeth.Agar.)」「メソドロジー」「今月のレメディ学習(Hell.Fl-ac.)」「古典ケースを通じてレメディの理解を深める」「ケース学習(特徴のないケースへの取り組み方)」を学びました。(画像は、Hell.)

 

「古典ケースを通じてレメディの理解を深める」

レメディの中には、レメディ像が描きやすいものとなかなか描きにくいものがあります。レメディ像が描きやすいものは、実践でも使いやすいものです。でも、描きにくいものは、いつまで経っても使えないままになりがちで、ホメオパスにとって苦手レメディのまま、記憶から次第に消えて行ったりします。
有用だけれども、レメディ像が描きにくいレメディをどうして自分のものにしてゆくか?・・・は、すべてのホメオパスの願いではないかと思います。

続きを読む »