今月の活動
2013年12月授業(1年生)
12月14日(土)荻野千恵美講師
授業前には、通信生の方から、たくさん質問を頂きました。
いずれも本質的な質問でしたので、全員にとって、とても有意義な時間になりました。
授業前には、いつものようにオルガノンから始めました。
今月は、§46~51の単元です。
ここは、ハーネマンが、自然の病について綿密に観察した結果「類似の法則」が確かなことであることを述べているところです。
文献や臨床観察から、病に罹っていた人が、別の似た病に罹ったおかげで治癒していたことをつきとめたところです。
2013年12月授業(3年生)
12月7日(土)
授業前に、生徒さんからのレメディ発表がありました。
ガラガラ蛇Crot-h.のレメディをはじめ、これまで学んだ蛇のレメディ全体を振り返っていただきました。
蛇の種類によって、神経に作用しやすい・血液に作用しやすい・・・など分類。とてもよく調べて整理されていて素晴らしいと思いました。
(画像は米軍旗。「私を踏むな(踏めば容赦しない)」)
2013年11月授業(1年生)
11月16日(土)荻野講師
今月は、国際セミナーの反省とレパートリー学習について学びました。
国際セミナーは、1年生にとっては少し難しい内容も含まれていましたので、
植物レメディの大枠についてと、国際セミナーで取り上げられたうち、既習レメディに
絞り込んで復習をすることを目的に講義を進めました。
国際セミナーの大枠の復習では、他の学年の皆さんにも投げかけた設問
「植物レメディの依存と鉱物レメディの依存の違いは何でしょうか?」に対しても、
的確な返答がありました。
2013年11月授業(3年生)
11月9日(土)荻野千恵美講師+荻野哲也講師
授業前に、生徒さんによるレメディ解説がありました。
ライコポディウムLyc.を取り上げてもらいました。(写真)
このレメディの原料は、ヒカゲノカズラというコケ植物から出来ています。
ヒカゲノカズラは、京都でもよく行われる神事にもよく登場します。昔から人の生活や文化と密接に関わってきた植物です。
そのような神事の写真を入り口にして解説が始まり、現在の同期生の皆さんのこのレメディへの理解について確認しながら、レメディ像について理解を深めて行きました。
とても良い講義の進め方に感心してしまいました。
2013年11月授業(2年生)
11月2日(土)
授業前には、生徒さんによるレメディ解説がありました。
彼女は以前から、中国の英雄「項羽」のファンらしいのですが、項羽のことを詳しく調べて行くうちに、1年生の時に学んだマーキュリーMerc.にとても類似している事に気付いたそうです。
項羽の記録をもとにして症状を集めて行くと、その全体像はマーキュリーになりました。
その素晴らしい話に、同期の皆も講師も引き込まれてました。
2013年9月授業(1年生)
9月28日(土)荻野講師
まず、いつものようにオルガノン学習から始めました。
§35~42は、ハーネマンがホメオパシーと他の療法(アロパシー)を比較している単元です。
自然に人間に起きて来る「人と自然の病の関係」と「人と薬(人工的な病)の関係」を比較しながら、解説しているところです。ハーネマンは、薬のことを人工的に「病」を引き起こすものだと考えています。よく考えてみたら、当たり前のことです。薬を飲んだら、誰にでも必ず症状が出て来ますから。
この比較をして話を進めて行きます。
そこでは、具体的な文献事例や臨床例をあげながら、懇切ていねいに実証的に述べていますが、ていねいで詳し過ぎて現代の私達には読みにくいところです。
オルガノンを1人で読んでいると、この単元のあたりで難しいと感じて挫折しがちです。
いわば1つ目の峠です。でも、皆でゆっくりと読み進めると意外にも簡単であたりまえな内容に驚かされます。
実は、オルガノンに記してあることは、ごく簡単で当たり前のことばかりです。
2013年9月授業(2年生)
9月21日(土)荻野千恵美講師
10月に開催されるCHK国際セミナーを前にして、昨年度の国際セミナーのおさらいをしました。生徒さん達に去年と今年をつなぐ「準備運動」をして頂こうと思いました。
今月の講義は、大きくは2つありました。
・昨年のセミナーのテーマであった「マヤズム」の理解を深めておくこと
・今年のセミナーのテーマになる「植物レメディのファミリー毎の特性」の基本について
2013年9月授業(3年生)
9月14日(土)荻野千恵美講師
授業に入る前に、生徒さんによるレメディ解説がありました。
カルク・カルボ(牡蠣の殻から作られた著名なレメディ)について、原材料になる牡蠣の生態からレメディを見直してみて、改めて発見されたことをシェアしてもらいました。
2013年8月授業(2年生)
8月31日(土)荻野哲也講師
ケース学習をしました。
かつて、講師が経験したケースを生徒さんたちにをシェアしました。
もし自分ならどのようにその人を受けとめて、どのようなレメディを提案するのか?を一緒に考える時間にしました。
今回、みなさんにシェアしたケースは、世間では進行性の難治病と思われているケースです。
それでも、丁寧なセッションをした上でその人にマッチした1種類のレメディを選んで提案し、必要最小限利用して頂くことで、次第に元気を取り戻されました。
2013年8月授業(1年生)
8月24日(土)荻野千恵美講師
いつものように、オルガノンの精読から始めました。今回は、§30~34です。
人は誰でも病に罹るわけではありません。
その人に、ある病への罹病性(感受性)がある時だけ、病になるのです。このことは、自分の経験や周りを見れば、誰でも気付くことですね。
でも、現代でも、例えばインフルエンザが流行すると誰でも罹るに違いないと思い込んで恐れている人はとても多いです。
ホメオパシーをすることは、この罹病性を減らして行くこと。つまり、病に罹りにくくして、何が起きても平気な状態(健康健全な状態)にするということを目的にしています。