今月の活動
2011年7月講義(3年生)
7月9日(土)渡邉講師
3年生は、スーパーバイズ(講師の個人指導)付きで、身の周りの方の個人セッションの実習を始めかけている。
そういう時期を考えて、今回講義の前半では、2回目のセッションの仕方について講義した。1回目の投与後の2回目のセッションでは、一体どこに焦点を当てるか?についてポイントを絞って伝えた。
翌日は「2回目の処方」についての大切な講義なので、それと連携したものになればという思いで、オルガノン§245~263の要点を読みながら確認していった。
2011年6月講義(3年生)
6月4日(土)特別授業~森本千佳講師
今回は、東京で活躍されておられる森本千佳講師に、講義をお願いした。
森本講師は、オーストラリアでホメオパシーを学び、現地でも実践して来られた豊かな経験を持ったプロフェッショナルである。また世界のホメオパシー事情にも通じた非常に実践的なホメオパシーの方法を身に着けて来られた方でもある。
最初は森本講師も生徒さんたちもやや緊張していたが、講義が進むにつれて和やかな雰囲気になって行った。森本講師のざっくばらんでユーモアあふれる人柄ととてもオープンな姿勢からのものだろう。森本講師からは包容力を感じたのではないかと思った。
2011年5月講義(1年生)
5月28日(土)渡辺講師
現役内科医(ホメオパス)の立場で、現代医学とホメオパシーの違いについて講義した。
現代医学とホメオパシーの最大の違いは、人を「個別化」するか「一般化」するかという点にある。特にこのことについて、ケースを交えながら、具体的に理解してもらうことを心がけた。
最後には、オルガノンの§1を通じて、「病んだ人を健康にすること」と「病気を治すこと」の違いについて、考察をしてもらい、前半を終えた。
2011年5月講義(2年生)
5月28日(土)荻野千恵美講師
レメディ学習の前に、クライアントさんにホメオパシーをどうやって伝えるのが良いのか?について考える時間を設けた。その材料に、野口整体の創始者、野口晴哉氏の発熱への対処法をご紹介した。
野口氏は、熱がある人には、首を一定時間温めるという方法で対処した。世間からは怪訝な目で見られたが、実際に実行した方は、それを発熱の度に繰り返ししては健康を回復したという。これは、今から40年以上前に述べられたことである。
野口氏は、このようなことが有効な理由は、「人はモノではないからである」と述べている。この考え方は、まさにハーネマンが、オルガノンで一次作用・二次作用という表現で記していることに一致している。(下記オルガノン要約:参照)
2011年6月講義(1・2年生)
6月18日(土)野村講師
「プルービング」について、1・2年合同授業をした。
例年、あるレメディ(あるいは原物質)を実際に摂って、生徒さん自ら、プールービング(簡便的に)を体験してもらって来たが、今回初めて、2学年合同でこの学習を試みた。
目的は2つあった。
一つは、プルービングはより多くのメンバーでした方が、良い情報が得られると考えられること。
もう一つは、在学中の3年間のうちに、2回は経験しておいた方が、ホメオパシーへの理解がより深くなると考えられること。
そして、私たち講師陣も、毎年プルービングの体験授業を重ねる毎に、ホメオパシー全体への理解が深まってゆくことを実感している。
2011年5月講義(3年生)
5月14日(土)渡辺講師
ホメオパシー原理の講義として予防接種について、そして解剖・生理・病理症候学として婦人科についての講義をした。
予防接種の問題は、生徒さんにとっても関心の高い課題の一つであり、活発な発言や質問があった。
そして、卒業後に、クライアントさんから、一番質問を受ける分野でもあり、ここでしっかり学んで頂き、生徒さん個々人の考え方を確かなものにして頂きたいと考え、講義を進めた。
2011年4月講義(1年生)
4月23日(土)荻野講師
今日は、新入生(4期生)にとって3年間の始まりの授業である。
それにしても、4期生は、個性派揃いである。そして若い方が多く元気である。それぞれにキャラクターは全く違うけれども、皆オープンマインドで、教室全体が熱く明るく盛り上がって行くかのように感じた。
良い方達が、新しく仲間に加わり、本当にうれしい。
講義の前半は、ホメオパスの役割についてである。具体的なケースを元にして、卒業後にどう考え、行動しているのかをイメージして頂きながら、真のホメオパスが果たす役割について、一緒に考えながら進めた。オルガノン§3をそのまとめとして、皆さんの目標を明確化して終えた。
2011年4月講義(2年生)
4月23日(土)野村講師
2月末の授業で行ったライブセッションについて、レメディ処方後にどのような展開をしたかを報告し、それをもとに以下のことを学習した。
1)へリングの治癒の法則
2)急性病と慢性病
3)周期表(全ての鉱物レメディ)
4)分類としての5大マヤズム
6)ポーテンシーの決め方と再投与のタイミング
使用したレメディは1種類で、2ヶ月で2回(2粒)の投与のみである。最初にレメディをとった翌日から呼吸症状が一時的に出現。その後皮膚症状が出現した。
2011年4月講義(3年生)
今年度はじめての講義は、2日間とも会場近辺
(京都:蹴上~南禅寺)の桜が満開となった。
教室への行き帰りやお昼休み等には、近くを散策して、
勉強の疲れを癒すこともでき、素晴らしい週末になった。
2011年2月 2年生講義
2月26日(土)荻野千恵美講師
レメディ学習の前に、いつものようにオルガノンを確認した。今回は2学年の締めくくりということもあり、原点に返って頂くことを願って、§3を再読し、
・人の何が癒されるべきか?
・レメディの治癒力について。
・レメディの投与法
・治癒をさまたげているものを、どうして取り除くか?
など、ホメオパスの役割について再確認した。同時にこの中のレメディの治癒力について、ハーネマンが厳しく述べている点についておさらいをした。オルガノン§118~120の項目である。