今月の活動
2011年2月講義(1年生)
2月26日(土)野村講師
1年間の総まとめとして、ライブケースを通じて、Case Takingの講義をした。
まずは、オルガノンの§3を元にオルガノンの全体像についておさらいをした。その上で、Case Takingの項目(§83~99)について、講義を進めた。
オルガノンには、事細かにCase Takinngの方法が述べられている。ハーネマンの病に対する妥協を許さない姿勢とその具体性には、何度講義しても驚かされる。生徒さんたちも同じ気持ちだろう。
昨年に引き続き、ライブケースは、お子さんに来て頂いた。小学校の低学年にも関わらず、人前でものおじせず、話して頂き、本当に良いライブセッションが出来た。ケースを受け止めてから、たった一つのレメディに辿り着くまでの一連の流れを体験してもらえたと思う。この講義の目的は、充分に達成できたと思う。ご協力いただいたお子さんに感謝したい。
2011年2月講義(3年生)
2月13日(日)
前半:渡辺講師
講師が学校卒業後に感じた一番大切だと思ったことを伝え、そしてホメオパスになって初めて取ったケースについてシェアした。
戸惑いながら出した初めてのレメディ。
スーパーバイザーの指導を受けて出した2度目のレメディ。
そしてクライアントさんに大きな変化をもたらした3度目のレメディ。
それぞれのプロセスの過程で、ホメオパスはどう悩みどう決断して次第に自信を持って行ったのか、について、その体験を丁寧に伝えることに努めた。
これで、3年制のすべての授業の幕を閉じた。
2011年2月講義(3年生)
2月12日(土)
前半:野村講師
1期生のみなさんは今週で卒業し、本格的な活動のスタートに立たれる。今回は最後の授業なので、難解なマヤズム論についてもう復習した。
病は大きく急性病と慢性病に分けられる。慢性病は人類の歴史の中で徐々に悪化して複雑化してきているとハーネマンは言う。一方急性病は、両者の特徴から慢性病の正反対に位置する存在だと考えることができる。(オルガノン§72)。
2011年2月講義(3年生)
2月11日(金)
今回は、1期生の最終講義である。CHKの3年制コース発足とともに入学された皆さんの最終講義は、講師陣にとっても感慨深いものがあり、いずれの講師も心を込めて最後の授業に臨んだ。
2011年1月講義(1年生)
1月29日(土)荻野講師
レメディ学習も随分進んできた。
今回の講義に入る前に、とても基本的な問いかけを生徒さんにしてみた。
「レメディとは何か?」
この問いには、色んな答え方が出来ると思うが、きちんと答えようとすると、まずは、健康についてあるいは病気についてを理解できていないと無理だと分かるはずである。
つまりレメディについて述べるということは、ホメオパシー全体について述べることと同じことである。
皆さんの理解を確かめながら、オルガノンに沿ってこの一連の解説を進めた。
オルガノンの前半部分についてのまとめにもなったと思う。
2011年1月講義(2年生)
1月29日(土)渡辺広講師
2期生にとっては、今回は解剖病理生理講義の1回目の講義になる。
導入として、まずはホメオパシー哲学から始めた。
皆さんのホメオパシーへの理解が深まっていることを
確認出来てよかったと思う。
当然ながら、みな解剖生理のことをあまり知らないので、
今回はまずは何故ホメオパスは現代医学をやらないといけないのか?
について、充分に議論した上で、講義を進めた。
今回は特に、神経系と感覚系を概観した。
病理症候学と交えて,都度解剖に触れて行く方法をとってみた。
病理症候学講義は全部で9回講義で考えている。
2011年1月講義(3年生)
1月15日(土)
前半:荻野講師
来月2月には、いよいよ1期生の卒業を迎える。
卒業後に留意するべきことについて講義をした。今後の勉強をどのように続けて行くか?
どのように仲間とともに活動して行くか?などについて意見交換した。
3月以降は基本的には個人で活動を始めてゆくことになる。
新しい一歩を踏み出すからには楽しみも多いだろうが、同時に不安も出てくると思われる。
その不安を少しでも軽減し、前に向かって歩めるように学校としてもサポートして行きたい。
2010年12月講義(1年生)
12月18日(土)野村講師
前半は「感受性」について。「感受性」はホメオパシーやクライアントさんを理解するに当たって、非常に重要な概念となる。病のあり方や、その人が必要とするレメディを如実に表わしていることが多いからだ。
「感受性」とは「どのような事物に過剰に反応してしまうか?」ということ。例えばどうしても苦手だと感じてしまうタイプの人や、とても好ましいタイプの人とはどのような人だろうか?
どんな人にも特定の「感受性」がある。日々生きていくなかでは無限に多様な出来事が身の周りで起きているはずだが、人は自分の「感受性」にかなったものばかりを拾い集めてしまう。最近では引き寄せるという言い方をする場合もあるだろう。
2010年12月講義(2年生)
12月18日(土)荻野千恵美講師
講師の経験した比較的簡単なケース学習を通じて、ケースを受け止めてからシングルレメディに至るまでのプロセスについて系統的に学んだ。
オルガノン§83~の「ケーステイキング上の留意点」について再確認することろから講義を始めた。200年ほど前にハーネマンが記したこの単元は、今現在も尚世界のホメオパス達の基本姿勢として指針になっているのは驚きである。
2010年12月講義(3年生)
12月4日(土)渡辺講師
前半は病理症候学。これで1期生の解剖生理学と病理症候学は最終講義となった。
今回の内容は、けいれん、失神時の対応、心肺蘇生法など、救急的な症状や
緊急的な対応を迫られる症状、病気についてである。
レパートリーを使って緊急的な症状を調べながら、ホメオパシー的にできることを考察したが、
もちろん緊急時は、必ず医療機関を受診しなければいけない。
後半は急性病と慢性病の関係について、ハーネマンのいう、ファンダメンタルコーズや
プライマリーコーズなどをイギリスのホメオパス、ミッシャノーランドのケースを交えて、解説した。