今月の活動
2010年11月講義(1年生)
11月27日(土)荻野講師
先月受講した国際セミナーの反省をしながら、これまで学んだ鉱物レメディを学んだ。
まだ1年生なので、周期律表に関するセミナーについては難しさを感じたようだが、ホメオパシーの世界の広さや深さに感銘を覚えたようである。
これまで学んだ鉱物レメディは、まだ多くはないが、それぞれのレメディについて周期律表上の理解と国際セミナーだけでは理解が難しいマヤズム傾向からの理解という両面から学習を進めた。
マヤズムとは病の深さ及びエネルギーの傾向という基本理解に基づき、
周期律表とマヤズムの関係・マヤズムと病の関係などについて講義を進めた。
講義の中では質問も多く出て来て、生徒さん達の理解が進んでいるのを強く感じる講義になった。
2010年11月講義(2年生)
11月27日(土)野村講師
10月に国際セミナーで元素の周期表を取り上げたが、それらを実用可能な知識として定着するために、しっかりと復習した。
レメディは、原材料の観点で大きく三つに分類することができる。鉱物、植物、動物である。
鉱物のレメディは百種類以上あるが、すべて元素の周期律表に落とし込むことが可能とされている。
周期表の周期にはそれぞれ以下のようなテーマがある。これらは人の誕生からリーダーになるまでをたどりながら螺旋を描く「栄枯盛衰」モデルとなっている。
2010年11月講義(3年生)
11月13日(土)渡辺講師
病理症候学の講義も今回を含めて、残り2回となった。
今回は、現代人の約半数が関係するといわれている「癌」に対する現代医学的捉え方と最新の治療がどのような考え方でされているのかを学んだ。
そういう知識を学ぶと同時に、生徒さん自身の身内の多くがこの病の経験を持っておられ、各人の体験や家族としてどのように対峙してきたのか?についてのシェアをすることになった。
この体験のシェアがそれぞれにとって大きな気づきや学びにつながり、「癌」というものが、当人を越えて、周辺にいかに大きな影響を及ぼすものであるかについて理解することになったと思う。
最後に、治癒・緩和・抑圧の3つの違いについて理解を深めた。
2010年度 第2回 国際セミナー
10月9日~11日の3日間、クラシカルホメオパシー京都、
第2回国際セミナーを開催しました。
今年度は、スペースの関係上、一般からの参加は積極的には募らず、結果的に在校生だけのセミナーになりました。
クラシカルホメオパシー京都も3学年が揃い、総勢で50名ほどになり、とても賑やかな3日間になりました。
今回セミナーのテーマは昨年に引き続き「続:元素のレメディ~周期律表から読み解く」です。
今年度でこのテーマを一旦、修了することにしました。
2010年9月講義(2年生)
9月25日(土)荻野講師
講師が、以前経験した実際のケースを題材に、ケースに対してどう取り組んでゆくかの基本を学んだ。
学習の目的は、レメディを当てることではない。実際のケースを「ありのまま」受け止めて、どういうプロセスで進め、プロセス毎に具体的にどう考えてゆくか?を身に付けることである。この経験を繰り返すことで、ケースへの苦手意識を取り除き、次第に慣れて行くことが出来る。
時間的制約からの難しさはあるが、ケースの理解が未消化なまま、いきなり症状(Rubrics)を探し始めると、視点が狭く小さくなってゆく。ホメオパシーの特徴である「その人全体の症状像」を受け止めることから、次第に遠のいてしまう。
ほとんどの生徒さんは考えるプロセスは理解出来ている。ここは素晴らしい。しかし同時に全体像を捉えることの難しさも感じて頂けたと思う。今後の課題が明確になったと思う。
2010年9月講義(1年生)
9月25日(土)野村講師
本題は、「レパートリーの具体的な使い方に親しむ」であるが、講義はオルガノンの内容の質疑応答から始まった。
生徒さんが、講義で取り上げるよりも先にオルガノンを読み込んでいることは、講師としてとてもうれしいものである。
今月の講義は、ホメオパシーレメディの検索辞書「レパートリー」の具体的な使い方を学ぶことである。全体の構造を、演習を通じて理解してもらえるように工夫して講義を進めた。
2010年9月講義(3年生)
9月11日(土)渡辺講師
今回の講義はいつものように病理症候学「精神疾患」についてと基本原理の復習である。
精神という目には見えない部分の乱れの問題についてはその範囲は膨大であり、ホメオパシー的に適する点と、適しない点を見分けること自体、非常に難しい。専門医や家族と連携を密にして、進めるべきこと。そして充分な経験がないうちは、決して個人相談を受けないように注意することなどを繰り返し伝えた。
2010年8月授業(2年生)
8月21日(土)渡辺講師
先月に続いて、ケーステイキングについて学んだ。
先月は、いきなりケーステイキングを学び、生徒さん達にやや混乱があったように感じた。その反省に基き、今月はグループワークを通じて、一歩一歩段階を踏んで、身につけてもらえるように授業を工夫した。
和気藹々とした雰囲気の中で、ケーステイキングの基本を自然に体得してもらえたのではないかと思っている。
2010年8月講義(1年生)
8月21日(土)高橋講師
今回のレメディ学習は、Lyc.(ライコポディウム)の復習とSil.(シリカ)、Kali-c.(カリウムカーボニカ)、Anac.(アナカーディアム)を学んだ。いずれもLyc.同様に「自信がない」レメディたちである。
自信のなさは共通しているけれども、自信がない故にどう対処するかは、それぞれのレメディで違う。その質感の違いを理解して欲しいと考えながら、授業を進めた。
Sil.は、特にその中心に「自信がない」という精神症状をもったレメディである。
純粋・固い・脆い・冷たいといった原物質の水晶のありかたをみていくことにより「生きていく上での熱、勇気」がやや弱いことが理解できたと思う。またSil.は頑なに自分で作り上げたイメージを維持するがために人の目を気にする。
2010年8月講義(3年生)
8月7日(荻野講師)
講義の前に、コンピュータレパートリーの基本講習会をした。CPソフトの専門家を招き、本当に入り口の部分を説明してもらった。コンピュータレパートリーは、ホメオパスにとって偉大な道具である。複雑なレパートライズ(症状分析など)を短時間ですることが出来、ケースの考察にはなくてはならないものだが、これがレメディの決め手にはならない。
重要なのは、その人(クライアント)を受けとめること。即ち、ケース全体を充分に受けとめることである。生徒さんにはこのことを伝えておきたいと願い、この講習会をした。