今月の活動

2010年8月講義(3年生)

8月7日(荻野講師)

講義の前に、コンピュータレパートリーの基本講習会をした。CPソフトの専門家を招き、本当に入り口の部分を説明してもらった。コンピュータレパートリーは、ホメオパスにとって偉大な道具である。複雑なレパートライズ(症状分析など)を短時間ですることが出来、ケースの考察にはなくてはならないものだが、これがレメディの決め手にはならない。
重要なのは、その人(クライアント)を受けとめること。即ち、ケース全体を充分に受けとめることである。生徒さんにはこのことを伝えておきたいと願い、この講習会をした。

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2010年7月授業(2年生)

7月31日(土)高橋講師

今回のレメディ学習は、Psor. Syph. Med. Gels.の四つのレメディを学んだ。

Psor. Syph. Med.はノゾ(NOSODES)レメディと呼ばれ病巣部の組織などから調製されたもので、それぞれ三大マヤズム(疥癬、淋病、梅毒)の名前がついている。

いつものようにルブリクスから全体像のイメージをつかむという学習と、三つのノゾレメディの症状像も比較したことで、これらのレメディの内面にそれぞれのマヤズム、つまり、ある特定のエネルギー傾向があることを理解できたと思う。

同じような精神状態の言葉を発していても、その背景にあるものは違うということを生徒さんがしっかりつかんできているように感じ、うれしく思った。

レメディ学習と平行し、ハーネマンのマヤズムの考え、そして現代にいたるマヤズムの考えへのおおまかな変遷も紹介した。

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2010年7月講義(1年生)

7月31日(渡辺講師)

授業テーマは、ホメオパシーの基本原則「シングルレメディ・ミニマムドーズ」である。

この原理を深く理解するには、レメディの十分な理解が必要である。そして、レメディを理解するには、ホメオパシー全体を理解する必要がある。当然ながら、今回1回だけで習得することは難しい課題なので、今回は、入り口に立っていただくことを目的に
講義を組み立ててみた。

改めて「オルガノン」全般を見渡し、レメディを切り口にして、レメディの理解を深めて頂くことからはじめて、最終的に「シングルレメディ・ミニマムドーズ」の原則の大切さを身に付けてもらえるように進めた。

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2010年7月授業(3年生)

7月10日(土)渡辺講師

前半は、病理症候学(関節関係の症状~リウマチを中心に)、後半は基本原理のおさらいの講義をした。

関節症状のうちリウマチなどの自己免疫に問題のある状態は、ホメオパシー的アプローチが有効なことが多く、生徒さんが卒業後、健康相談をお受けする機会が非常に多く、その基本をよく理解しておくことが大切である。

後半のホメオパシー原理の講義では、ケントの哲学講義の第36章について学んだ。
この章は「2回目の処方」を述べている点であり、ホメオパスとして最も難しい判断を求められるところである。ホメオパスの力量は、この1点に掛かっていると言っても過言ではない。この内容を充分に理解できるのは、実践的な活動に入ってからであるが、その基本について、ケースに応じてしっかり頭の整理をしておくことが肝要である。
このことについては、オルガノンでは、§172~§184あたりに記してある。

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2010年6月授業(1年生)

6月26日(土)野村講師

プルービングの基本的考え方と具体的進め方について学び、その後簡易プルービング(実習)を全員で体感した。

ハーネマンが、200年前ホメオパシーをこの世に提唱した時以来、ホメオパシーはプルービングを土台にして発展してきた。

たった一つのレメディを多くの健康な人が飲んでいかなる症状が引き起こされるのか? この実証データだけをホメオパシーではレメディの裏づけ(エビデンス~証拠)として採用する。非常に科学的なものであることを生徒さんたちに理解して頂けたと感じる。

また、何故ホメオパシーはシングル(単一)レメディを基本にしなければならないのかも、この実習を通じて明確になったはずである。

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2010年6月授業(2年生)

6月26日(土)高橋講師

鉱物レメディ3つを学ぶ。周期律表の珪素シリーズのレメディ~Nat-c. Mag-c. Alum.~をマテリアメディカから学ぶと同時に、周期律における各々の元素が持つ意味からも学んだ。

レメディ学習のまえにオルガノンのSusceptibility(感受性)に関連する章を学んだ。レメディはその人のSusceptibilityに関わらずどんな人にも人工の病を引き起こす。
しかしどんな症状が起こってくるかはその人のSusceptibilityとレメディとの関わり(共鳴)が重要ということを深めていくことができた。

これらの珪素シリーズのレメディはアイデンティティーや人間関係といったことが中心になっている。なにかつかみどころのないといったイメージ、「子ども時代~青年期」にかけての自己確立をする前の状態であるという意見がでた。そこで、周期律における各々の元素が持つ意味からも学び、あらためて珪素シリーズのレメディの理解を深めることが出来た。

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2010年6月授業(3年生)

6月12日(土)渡辺講師

例月どおり、前半は、病理症候学(皮膚症状)、後半は基本原理のおさらいの講義をした。

皮膚症状は、非常に範囲が広く、また病の状態の最終的な表現なので、ホメオパシー的対処が難しいものである。
その広い皮膚症状の概観を学び、それに合わせて、具体的な皮膚の状態をホメオパシーのレパートリーを使って確認してもらった。
どの状態に対して、どういうRubricsを選ぶべきかを知っておく必要はある。それは理解してもらえたと思う。

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2010年5月授業(1年生)

2010年5月29日(土)渡辺講師

前半は、現代医学とホメオパシーを比較しながら、ホメオパシー
について考察して行った。
ホメオパスの役割は、症状を取り去ることではなく、その人の
健康の再建をサポートするものであることを理解してもらった。
後半は、ホメオパシーで最も重要な基本原理、類似の法則に
ついて、オルガノンから学んだ。

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2010年5月授業(2年生)

5月29日(土)荻野千恵美講師

まずは、レメディとは何か?について、改めて理解を深めた。
まとめとして、オルガノン§19・20・21を再読して、基本を確認してもらった。
今月のレメディ学習は、暴力に関連する3つのレメディを学んだ。(Stram. Hyos. Lac-c.)

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2010年5月授業(3年生)

5月15日(渡辺講師)

オルガノンに沿った基本原理の復習と病理症候学を学んだ。

前半は基本原理のおさらいである。
オルガノン§155~170には、レメディ処方後ホメオパスは
如何にクライアントの変化に着目し、どう判断してゆく
べきかが記してある。各章毎に読み込みながら、個々の
生徒さんの理解を確かなものにして行った。

後半は、病理症候学で、今回は呼吸器に関してレパートリーも頻繁に使いながら学んだ。
ホメオパシーでは病名診断はしないが、レパートリー(レメディ検索辞書)には、病名からレメディ候補を探すこともあるため、生徒さんたちにとって、非常に有効な授業になったのではないかと思う。

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