お知らせ&更新情報

2018年10月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

10月13日(土)14日(日)

今月は、「8月のレメディの復習(Hell.Fl-ac.)」「ケースから2回目の処方を学ぶ」「ケース学習」「レメディ学習(Dulc.Lac-d.)」「ホメオパシー方法論(マヤズム的処方について)」を学びました。(画像は乳牛)

 
「レメディ学習(Dulc.Lac-d.)」

Dulc.は、ナス科ウッディナイトシェードから調整される植物レメディです。
生徒さんたちには、事前に現物質の情報を調べてきてもらいました。ヒヨドリジョウゴとも言われるようです。軽い毒性があるものの、ヒヨドリは、これを食べても大丈夫なようです。

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2018年10月授業報告(3年生~上級コース)

9月29日(土)30日(日)

29日の夜から関西地区に大型台風が接近の予報があり、30日の授業は休講にして、3月に補講をすることにしました。今月は、1日のみの授業のため、ごくコンパクトな授業になりました。

「レメディ学習(Ant-c.Lac-d.)」「ケース学習」「9月の国際セミナーの復習」を学びました。(画像は、Ant-c.輝安鉱)

 

「ケース学習」

過去に講師が経験したシンプルなケースを材料に、ケースへの目のつけどころを学びました。

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2018年度CHK国際セミナー『いのち・いきもの・ホメオパシー』無事終了しました

去る9月22日・23日に、2018年度CHK国際セミナー『いのち・いきもの・ホメオパシー』は盛況のうちに終了しました。

 

今年度のCHK国際セミナーでは、日本のホメオパシー界の第一人者、森井啓二先生をお招きし、『いのち・いきもの・ホメオパシー』と題して、2日間の講義を開催いたしました。

とても、感動的な講義に、参加者の皆さんからは、来年度の国際セミナーも森井啓二先生に来て頂きたいとの要望しきりでした。

動物に対するホメオパシーのアプローチで大切なことは、人間同様に、精神面の乱れを考えて行くことだと教えて頂きました。

でも、もの言わぬ動物のこころの状態を、いかにして捉えてゆくのか?

この課題に対して、先生が、臨床現場で試行錯誤を重ねられました。

そこから見出した病んだ動物のこころの状態を捉えられるようになって以来、これまで困難と思われたホメオパシー的治癒が、実現して行ったそうです。

参加者は、先生の独自の動物へのアプローチの臨床成果を学ぶことから、動物に対しては、もちろんのこと、人間に対する捉え方をも同時に学ぶことが出来ました。

そして、目には見えないけれど、動物の『いのち』と人間の『いのち』は、深いところで、一つになって、繋がっていることも学びました。

 

『いのち』あるものへの取り組み方は、動物も人間も同じであるということです。そして、それは密接に関係しています。動物をおろそかにするということは私達自身をおろそかにすることでもあります。

ホメオパシーとは、『いのち』を見つめ、愛おしみ、それを十二分に生かして行く療法であることに、改めて気付かされた2日間でした。

 

2018年8月授業報告(1年生~初級コース)

8月25日(土)26日(日)

今月は「先月のレメディ復習(Calc.Puls.Phos.)」「オルガノン学習(§30~45)」「ホメオパシー基本原理~罹病性(感受性)等」「レメディ学習(Sulph.Lyc.Sil.)」を学びました。(画像は、Lyc.~ヒカゲノカズラ)
「ホメオパシー基本原理~罹病性(感受性)」

今月は、ホメオパシーで、最も大切な概念である「罹病性(感受性)」について、皆で一緒に考えて行きました。

例えば、一般にインフルエンザの原因はウイルスだと言われていますが、本当でしょうか? それが流行しても、全員が罹るとは限りません。これをどう説明したら良いのでしょうか?

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2018年8月授業報告(2年生~中級コース)

8月18日(土)19日(日)

 
今月は「先月のレメディの復習」「オルガノンに沿ってのセッション実習」「レメディ学習(Coff.Iod.Naja.)」「ケース学習」を学びました。(画像は、Coff.)

 
「オルガノンに沿ってのセッション実習」

ハーネマンは、『オルガノン』で、急性病と慢性病をきちんと分けて対処しなければならないと考えました。そして、急性病は、その症状がハッキリしているので「症状の全体像」がわかりやすいが、慢性病はわかりにくい。だから、慢性病に対しては、綿密にケースを取ることが重要だと述べています。その具体的な方法がオルガノン§83~99に書かれています。この単元は先月学んでいますので、今月はそれを元にセッション実習しました。
まずは、お手本を見せて欲しいということでしたので、講師2人がしてみました。少し高度になってしまいましたが、参考にはなったと思います。
その後、生徒さん同士で2人1組になり、お互いの現在抱えている問題(症状など)の「全体像」を聞いて行きました。

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2018年8月授業報告(3年生~上級コース)

8月11日(土)12日(日)

今月は「先月のレメディ復習(Dulc. Zinc. Carb-v.)」「オルガノン学習(§221~230)」「2回目の処方について」「レメディ学習(Cic.Cupr.Bufo.)」を学びました。(画像は、Cupr.銅線)

 

「レメディ学習(Cic.Cupr.Bufo.)」

今月からは、どの学年のレメディ学習でも、事前に、各自でレメディの原材料を調べて来て発表してもらうことと、レメディ学習の総まとめとして、講師からは、過去のホメオパシーの巨匠たちが残してくれた古典ケースを数例ずつ紹介することにしました。

各レメディの症状の丸覚えはほぼ不可能です。レメディ学習の授業が印象的なものであるほど、卒業後にも、レメディ特有の感覚が蘇り、実践で使いやすくなるものです。

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2018年8月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

8月4日(土)5日(日)

今月は「先月のレメディの復習(Aeth.Agar.)」「メソドロジー」「今月のレメディ学習(Hell.Fl-ac.)」「古典ケースを通じてレメディの理解を深める」「ケース学習(特徴のないケースへの取り組み方)」を学びました。(画像は、Hell.)

 

「古典ケースを通じてレメディの理解を深める」

レメディの中には、レメディ像が描きやすいものとなかなか描きにくいものがあります。レメディ像が描きやすいものは、実践でも使いやすいものです。でも、描きにくいものは、いつまで経っても使えないままになりがちで、ホメオパスにとって苦手レメディのまま、記憶から次第に消えて行ったりします。
有用だけれども、レメディ像が描きにくいレメディをどうして自分のものにしてゆくか?・・・は、すべてのホメオパスの願いではないかと思います。

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2018年7月授業報告(1年生~初級コース)

7月28日(土)29日(日)

今月は「先月のレメディの復習」「オルガノン学習(§19~29)」「今月のレメディ学習(Calc.Puls.Phos.)」「ホメオパシー哲学(全体像とSRP)」「ホメオパシー基本概念解説」を学びました。(画像は、Puls.)

 

「今月のレメディ学習(Calc.Puls.Phos.)」

今月も、ホメオパシーの大レメディを3つ学びました。

7月の後半から、レメディ学習では、生徒さんに、事前にその原材料を調べて来てもらい、授業の冒頭で発表してもらうことにしました。そのせいか、これまで以上にレメディ学習への熱が感じられました。

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2018年7月授業報告(2年生~中級コース)

7月21日(土)22日(日)

今月は、「先月のレメディ復習(Lil-t.Verat.Graph.)」「オルガノン学習§85-99」「今月のレメディ学習(Med.Bar-c.Con.)」「古典的ケース学習」を学びました。(画像は、Conium)

 

「今月のレメディ学習(Med.Bar-c.Con.)」

Med.は、ノソーズ(Nosodes=病巣部から調整される)に分類される、やや珍しいレメディです。
ホメオパシーの三大マヤズムの一つSycoticマヤズムの核心を表すレメディです。
授業では、このレメディの病気疾患をイメージするところから始めました。

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2018年7月授業報告(3年生~上級コース)

7月14日(土)15日(日)

今月は、「先月のレメディ復習(Petr.Cycl.Nat-c.)」「オルガノン学習(§210~220)」「レメディ学習(Dulc.Zinc.Carb-v.)」「コンピュータレパートリー紹介」「2回目の処方について(導入)」「ケース学習(亜急性)」を学びました。(画像は、Dulc.)

 

「レメディ学習(Dulc.Zinc.Carb-v.)」

Dulc.は、ナス科のウッディナイトシェードから調整される植物レメディです。
授業では、最初にナスに似た花の姿などを紹介しました。このレメディは、モダリティー(好転・悪化要因)がハッキリしていて、冷えと湿気から体調が悪化します。冷えるとすぐに下痢してしまいます。
精神面では、落ち着きがなくて、怒っていなくても言葉がきついため、周りからはけんか腰な態度に受け取られたりします。多くの場合、勝気で自己中心的、家族に対して支配欲が強い傾向がみられます。健康な場合には、頼りがいがあるかも知れません。

 

Zinc.(亜鉛)は、鉱物レメディです。
最初に亜鉛の原物質情報を見てもらいました。亜鉛は、メッキや合金として、建材(トタン)や日常道具(バケツ)に使われています。また、人体の必須元素でもあり、亜鉛が不足すると様々な不調が起きてきます。皆さんからは「地味で疲れたおじいさん」のイメージが出てきました。
このレメディは神経と脳の衰弱した状態に適しています。神経は疲弊していて、組織は修復されるより早く摩滅するため、抑うつと神経衰弱が生じます。発疹や分泌物を出す力が弱くなり、感情・発疹・分泌を抑圧することで不調が起きます。全体に弱っていますが、症状は激しく出ます。
精神面では、罪を犯してしまったという感覚を持ち、自分が逮捕されてしまうかのような、あるいは誰かに追跡されているかのような不安感がたえずみられます。心身両面ともに落ち着きがありません。内面の不安や警戒を表現するかのように、足が落ち着きなく動き続けます。貧乏ゆすりでも有名なレメディです。

 
Carb-v.は、木炭を原料にしたもので、酸欠状態によく活用されてきたレメディです。
授業では、炭の作り方を紹介しました。
木炭は炭素から出来ています。炭素は有機物をはじめ、あらゆるものと関係した元素ですから、レメディとしても色々なレメディとの関連が見られます。
Carb-v.が適した人は、酸欠の人によく見られるように、全体に力がなく、怠惰で鈍く無関心になっています。
精神面は、物事を決断できず、ぐずぐずする傾向が強く見られます。身体面では、新鮮な空気を欲し、手足は冷えています。身体全体の血液循環が悪く、青白い顔をしています。
根本体質とは別に、体液の喪失時や、重病のために生命力が低下している時に、候補になるレメディです。過度の鼓腸症状があることも多く、ウエスト周りのきつさに耐えられないでしょう。