今月の活動
ホメオパシーの視点から見た原発事故
2011年12月23日 講師:ミハエラ・シェルブレア(クラシカルホメオパシー京都 非常勤講師・医師)
ミハエラ先生に京都まで来て頂き、1日セミナーを開催しました。関西では集まりが良くないかも知れないと考えていましたが、熱心な参加者の皆さんとミハエラ先生のオープンでざっくばらんな人柄がとてもマッチしたのでしょうか、賑やかで有意義な1日になりました。
講師のミハエラさんは、ルーマニア人です。学生時代にチェルノブイリ原発事故を比較的身近に感じた方です。その生々しい体験談から講義は始まりました。
2011年12月講義(1年生)
12月17日(土)荻野講師
サセプティビリティ(感受性)とポラリティー、モダリティー、エキサイテングコーズとメインテイニングコーズなど、ホメオパシーの基本概念を学んだ。
特にサセプティビリティとポラリティーは、最も重要なものなので、グループ学習を通じて、各自の体験のシェアをしながら理解を促した。
病に関する本当の問題は、自分の外側にあるのではなく、内面にあることを理解してもらえたと思う。
レパートリーも頻繁に使い、感受性はどのような症状としてとらえられるのかを確認してもらった。皆さんよく発言し、楽しい授業だった。
2011年12月講義(3年生)
12月3日(土)服部優希講師(特別講義)
今春に1期生として卒業され、本格的にホメオパスとして活動しておられる服部さんを講師としてお招きした。
講義の前半は「ホメオパスとしていかに活動していくか」について、実践されている内容や心構えについて講義して頂いた。
彼女が、ホメオパスとして活動する中で、何よりも心していることは、「外とつながる」こと。そして、本当に良い結果が出るように不断の努力を続けること。そのためには良い結果が出るまで、あきらめないでセッションを続けて行くこと。
2011年11月講義(2年生)
11月19日(土)荻野哲也講師
国際セミナーの復習から始めた。
2年生ということもあると思うが、ほとんどの生徒さんはその内容をよく理解している。高度な内容も含まれていたはずだが、混乱は起きていない。皆、とても成長していることがうれしい。
授業では、9月同様に、比較的シンプルなケースを材料にしてクライアントさんに必要なたった一つのレメディにたどり着くための学習をした。
知性を使った分析的な受けとめ方をしないで、ケースをありのまま受けとめることに注意しながら、その方法を学んでもらった。
2011年11月講義(1年生)
11月19日(土)野村講師
10月の国際セミナーの内容についてのおさらいを丁寧にした。
生徒さんたちは、まだ本格的に勉強を始めて間もないにも関わらず、とても興味深く、面白く感じたようである。
また一般的には非常に難しい健康状態の場合でも、かなりの改善が期待できることを目のあたりにして、感動していた方も少なくなかった。
特に、経験豊かな講師の失敗例をシェアして頂けたことに共感していた。
2011年12月講義(2年生)
12月17日(土)高橋講師
最初に夏の課題~個人セッションの体験~を踏まえて、その反省や疑問点について一人ずつお話して頂いた。みなさんとても真面目な方ばかりなので、完璧にしないといけないと思い込んでいる様子がうかがわれた。真摯に取り組んでおられることにとても好感を持ててうれしかった。
それを受けて、オルガノンのケーステーキングについて再確認した。
今月のレメディ学習は、Plat. Kali-br. Iod. (Pall.)の3つ。
2011年11月講義(3年生)
11月5日土曜日:渡辺講師
3年生の病理症候学の授業は、今回が最終回である。テーマは、癌と緩和医療について。
そして、ホメオパシー哲学講義は、卒業後にホメオパスとして活動して行く上での問題点(医師法・薬事法など)について皆で議論した。
病理症候学の授業ではもう少し生徒さんの癌や緩和医療に対する考えを聞いた方が良かったかもしれない。
薬事法などに関する注意事項の点は、やはりやっておいてよかった。問題の所在、考え方について理解して頂けたと思う。
2011年10月国際セミナー(日本クラシカルホメオパシー協会主催)
国際セミナー10月8日~10日
今年度は、日本クラシカルホメオパシー協会主催の国際セミナーに、当校の生徒さん(在校生全員と卒業生の有志)が参加した。
何よりも素晴らしかったのは講師のJo先生の存在感である。
欧米(イギリスとアメリカ)で20年以上実践して来た人が持つ確かな自信ととても温かい人柄に、生徒全員が魅了された。生徒さんたちからの質問にも、丁寧に理解を確かめながら答える真摯な姿勢から、多くの生徒さん達が感銘を受けたと思う。
2011年9月講義(1年生)
9月24日(土)高橋講師
講義を始める前に「ホメオパシーはなぜ人に変化をもたらすのか?」と聞かれたとき、どう答えるかを話し合ってもらった。
ほとんどの生徒さんが、今の科学では証明されていないが、自分の経験などを通して実感として伝えるしかないという意見だった。
それを受けて、改めてオルガノンを確認した。(§28~§31)
そこでは・・・原因を探る必要はない、病気が何であるのかを観察するだけである・・・とハーネマンは述べている。
2011年9月講義(2年生)
9月24日(土)荻野千恵美講師
少し短いケース学習をした。
今回の授業の目的は、「ケースの理解」を徹底的にすることに絞り込んだ。
一つのレメディを見つけようとすると、どうしても学習済みの知識や自分の眼鏡~知っているレメディのことや自分が以前学んだことがある心理学的概念や普段の生活で身に染み付いた思考パターンで、人を観て、ジャッジしてしまう。
ホメオパシーでは、これこそが最も除きがたい偏見につながることが多い。
そうした偏見に気付き、出来る限り、それを除いて、ありのまま観ることに近づいて行って頂きたい。そういう願いを込めて、授業を進めた。