荻野 哲也
CHK主宰、ホメオパス
1955年岐阜県生まれ。京都大学卒業。1994年、大手企業にて勤務中に脳卒中で倒れる。現代医学と医師に限界を感じ、様々な代替療法を経験する中で、ホメオパシーに出会う。自らの病気の経験を生かし、患者の立場に立ったホメオパスを目指している。 2004年ホメオパシースクールを卒業。その間、Misha Norland、Jeremy Sherr、David Mundy、Murry Feldman、Dinesh Chauhanら多くの実力あるホメオパスからの学びを深めながら、関西でのホメオパシーの普及啓蒙に貢献してきた。大阪のホメオパシースクールにて講師として活躍。2007年9月退任。同年10月からは、CHK設立に全力で取り組む。「卓越したホメオパス」ではなく、クライアントと共に静かに歩むような「良きホメオパス」でありたいと願ってきた。最近の専門コースの授業では、ケース分析やケースマネージメントを担当し、「その人の何が癒されるべきか?」という病の核心をどうとらえるかについて、誰もが実践できる方法を模索し続けている。
ホメオパシーに対して感じている魅力について教えてください。
20歳の頃は青年らしく悩んでいました。19歳~20歳の短時間で自分を可愛がってくれた父・祖父母や叔母を立て続けに失くし、自分はこの生命をどう使って生きていったら良いのか?分からなくなっていました。 その頃、偶然にも芝居に出会い、自分をとことん見つめ、自分の内面にあるものを表現して行く過程で、自分の混乱は次第に治まって行くかのようでした。
44歳の頃は、脳出血の大病後、半身麻痺やら薬の副作用やらで、会社では使いものにならないという烙印を押されリストラ対象にされたことに愕然とし、自分を見失いかけていました。 でも退職直後に、偶然にもホメオパシーに出会うことが出来ました。 個人セッションを受け、その後受け取ったわずか2粒のレメディの反応を経験する過程で、自分をもう一度見つめなおし、改めて自分の中にある力を信じることで、次第に立ち直ることが出来ました。
僕が、今もなお大病する前以上のワクワク感を持って生きていられるのは、ホメオパシーによって生命力(バイタルフォース)が蘇ったからだと思っています。目には見えない生命力と関わるホメオパシーの深さ・不思議さに惹かれ続けています。