お知らせ&更新情報
2016年1月授業報告(1年生)
今月の授業は、「インド研修報告」「先月のレメディの復習」「今月のレメディ学習」 「急性時のレメディの使い方(咳等への対処法)」「オルガノン学習」「古典的ケース学習」でした。 「レメディ学習」 今月は、Tub.とCarc.を学びました。いずれも、人間の病(結核・ガン)と深くかかわるレメディたちです。これらのレメディを学べば学ぶほど、人間の病とその時代のエネルギーとは深く関わっていることが分かってきます。 Tub.のレメディ像の中心は「Change:変化」です。産業革命期や、明治維新の時代には、多くの人が結核に罹患しました。維新の傑物たちも道半ばにして結核で倒れて行きました。高杉晋作は、その典型だと言えます。彼が遺した歌にTub.の症状像が見てとれます。 おもしろき こともなき世を おもしろく 常に、Cchange:変化を求め続けた彼の心情が現れています。 Carc.のレメディ像の中心は「コントロール:抑圧・抑制」です。 現代は、この抑圧・抑制が至る所で、目につく時代です。 高度に出来上がった現代的システムの下で、個々の人間が自分を虚しくして、自己を強く抑制しながら、生きている時代です。 生徒さんたちに「この現代に生きていて、大変だと感じることは何ですか?」と投げかけてみました。 ほとんどの方が、とても出来そうにもないことをしようとして、まるで死にもの狂いで生きていることが分かりました。 これが、このレメディCarc.の症状像です。 レメディ学習とは、人間探求であり、歴史探求でもあると思っています。 今回から、マテリアメディカを英文対日本語の対訳方式にしました。 ホメオパシー重要単語に馴染むには、この方が良いと思いました。今後のCHKの教材は、出来るだけこの対訳方式に転換して行く予定です。