お知らせ&更新情報
2016年1月授業報告(2年生)
1月30日(土)31日(日)
今月は「3年生のインド研修のシェア」「先月のレメディの復習」「今月のレメディ学習」「オルガノン学習」「生徒さんの身近な人の健康相談の経過報告」「古典的ケース学習」を学びました。
「今月のレメディ学習」
今月は、Hep.Nit-ac.の2つのレメディを学びました。この2つのレメディの共通項は、感覚の敏感さと体質的な弱さをもっているところです。
Hep.は、自然界にあるものではなく、ハーネマンが作った珍しいレメディです。
歴史的には、昔よく治療に使われた水銀の薬毒を軽減するために考案されました。著名なレメディCalc.(牡蠣殻)とSulph.(硫黄)を合わせて、熱して作ったものです。欧州などでは、急性の化膿症状によく利用されてきました。
体質的には、周りの環境にとても敏感で、身体面が弱い方に適します。特に寒さや接触に超敏感なために、すぐに怒ったり暴力的になることもあります。
そのような説明をしていたら、生徒さんの身内にピッタリの方がおられることが分かり、具体例がよく理解できました。
Nit-ac.は、硝酸から調整されるレメディです。窒素の要素が含まれるため、むかつきが特徴です。不満足感、特に根っこに自己不満感を抱えています。
敏感さと弱さから、攻撃的になり、人を責める傾向が強いです。油をよく求め、排尿の匂いに特徴があります。
このレメディも生徒さんの身内にピッタリの方が、数人おられて、レメディのイメージ作りの助けになりました。
この2年間で学んだレメディ数も次第に増えて来て、レメディの差異や区分がしにくくなってきました。講師としては、出来るだけ、個々のレメディの特徴的な点に光を当てながら伝えて行きました。ダジャレも織り込みながら楽しく学べたのではないかと思います。
3年時からは、レメディ全体を統合的な視点で見直しながら、進めますので、心配は要らないと思います。レメディ比較や周期律表や植物分類という道具を使いながら、広く深いレメディの見方を学んでゆく予定です。