レメディの使い方ABC

ホメオパシーとは何か1

2007-10-4

はじめまして、CHKの荻野千恵美です。
ホメオパシーの醍醐味は、なんといっても、ホメオパスとともに、ご自分のレメデイを探す旅にでることです。
しかし、それだけではありません。
風邪や、怪我、突然の出来事など、どのような人にも、同じように起こる症状に対するアプローチというのもあります。

CHKでは、ご自分や、家族のために日常おこりがちなトラブルに対するケアの仕方を学ぶSCC(セルフケア・コース)というのもご用意しております。
こちらの会場まで、足を運んでいただける方には、是非、受講していただきたいすばらしい講座です。
でも、遠方であったり、お忙しかったりして、それができない方もたくさんいらっしゃいますね。

この「レメディの使い方ABC」では、そういった方のために、セルフケアコースSCC6回コースの内容を、少しずつご紹介していきたいと思っています。
レメデイも、42個登場します。この講座の目標は、自分と家族のために使いこなせるようになることです。(エインズワース42種キットやヘリオス36種キットに対応しています。)

月に2回のペースで更新していく予定です。
これから、長いお付き合いになりそうですが、どうかよろしくお付き合いくださいね。
では、まずは、第1回目から始めますね。

セルフケアコース1「ホメオパシーとは何か」その1

ここは、このコースで一番むずかしく、そしておもしろいところです。
それは、ホメオパシーが、今、病院で行われている現代医学の考え方とは、全く違うものだからです。

ここでは、ホメオパシーの歴史、同種療法について、レメデイとはどういった存在なのか?
そして、レメデイは、人間のどういった部分に働きかけるのか?
こういったことを中心に学んでいきます。

そして、セルフケアでよく使うレメデイを3つ。
アコナイトAcon. ベラドンナBell. カモミラCham. を学びます。
まず、本題に入る前に、いつも講師が参加者の方にする質問があります。

「健康ってなんですか?」「病気ってなんですか?」

ホメオパシーを勉強に来る方は、健康について関心の強い方ばかりです。

でも、「健康とは、~というものだ。」というように、健康に対する明確なイメージをもった方は少ないようです。
健康とは、いったいどういうことなのでしょうか?
いったい、私たちは、何をめざしているのでしょうか?
どうありたいのでしょうか?
足元から、しっかり考えておくことが大切なのです。
いきなり、思いがけない質問をされた参加者のみなさんは、戸惑いながらも、いつも楽しく、バラエテイに富んだお答えをくださいます。
健康とは…よく眠れること。ご飯がおいしいこと。明るい気持ちでいられること。快便。

このようなお答えが多いです。

ホメオパシーの創始者ハーネマンは、著書オルガノンの§9でも、健康について定義しています。
英文、訳文とも、結構、難解なのですが、私なりの今のレベルでの理解では、

「健康な状態においては、生命力が、しっかりと人の身体を統治している。身体のすべての部分は感覚面・機能面において調和のとれた状態が保たれている。そのため、人は、自由であり、縛られることなく活動できる。そして、その健康な状態で、より、高度な目的のために生きることができる。」

こんなところでしょうか。
健康って、命のことですから、決して固定的なものではないですよね。
時には、風邪も引き、お腹も壊す。転んで、怪我をしてみたり。
失恋に泣くこともあれば、つまらないことをしでかすこともある。
でも、しばらくすると気を取り戻し、雨がやむように、晴れ間が見え始める。

流動的。ダイナミック。ハーモニー。調和。協調。

私は、こんなイメージです。
そして、その健康な状態をえて、何をするか?ということです。
せっかくだから、楽しく、意義深いことを、人に喜んでもらえることをしたいです。

まずは、こういったところからスタートします。
これからも、どうかよろしくね!