レメディの使い方ABC

カルク・カルブ Calc.(カルカーブ)

2008-1-27

こんにちは。CHK荻野千恵美です。
1月もあとわずかとなりました。
日ごとに日照時間が長くなっていくのを感じます。
朝は少しずつ早く明るくなり始め、日の暮れるのもだんだん遅くなってきました。
でも、そんな季節に寒さはピークをむかえ、私たちの春を待つ気持ちはいっそう強くなります。

「CHKクラシカルホメオパシー京都」では、この春から「3年制ホメオパス養成コース」を開講いたします。
その入学のための学校説明会を今しているところです。
毎月1回。土日を利用した、1日に6時間を2日間勉強する、パートタイムの学校です。ですから、お仕事をしながら学ぶことも出来ますし、主婦の役割を果たしながら、学べる学校です。
3年間で、ホメオパスとなるための土台をどのように築いていくのか?
具体的に、どんなことを、どのように学ぶのかご説明しています。
ホメオパシーの考え方の基礎となる「オルガノン」やケントの「医学哲学講義」の学び方。
ホメオパスは、クライアントさんを受け容れ、その方に最もマッチしたレメディをご提案しなければなりません。
そういったことができるようになるためのレメディの学習方法。
CHK独自の工夫をこらした教材や資料をお見せしてお話をしていきます。
ご興味のある方は、ぜひご参加くださいね。

それでは、始めましょう。

今回からは、子供のための6つのレメディを1つ1つご紹介していきます。
まずは、赤ちゃんにとっての強い味方。
Calc-cについてご紹介いたします。

セルフケアコース2「根本体質レメディ6つ」その2

<カルク・カルブ Calc.>(カルカーブ)

原料は、牡蠣の殻の内側の部分。
あるとき、セルフケアコースの参加者の方が、このレメディの説明を聞いているときに、突然、質問されました。
「今、お話されているのは、人間のことですか?それとも、牡蠣の殻のことですか?」
この質問には、驚きましたが、とてもよい質問だったと思います。

カルク・カルボのレメデイによくマッチする人は、牡蠣(の殻)の生態(生き方・あり方)が、ふと浮かぶようなタイプの人です。
ですから、カルク・カルボのレメディについて学ぶときは、牡蠣がどんなところで、どんな姿で、どのように生きているのかを理解することがとても大切なのです。
牡蠣は、冷たい海水の中で、かたい殻に守られて、じっとしています。そして、少しずつ大きくなっていきます。
身は、白くて柔らかく、ポチャポチャ。指で押しただけでつぶれてしまいます。
これって、赤ちゃんに似ていませんか?
生後1~2才までは、多くの赤ちゃんはカルク・カルボによく助けられます。

カルク・カルボの子供は、外で活発に走り回るよりも、家の中で積み木遊びをする方が好きだったりします。
寒がりなのに、汗かきで、頭の後ろにすっぱい汗をいっぱいかきます。
成長はゆっくり。
牛乳は嫌いで、半熟卵が好きです。

大人のカルクカルボの人は、自分を弱いと思っているため、とても怖がりです。
自分が狂ってしまうのでは?とか、健康について・貧乏・見られること・残酷なこと・・・に対してなどたくさんの恐怖を持っています。
マイペースで頑固。不器用。
太りやすく、身体にしまりがないので、手足をくじきやすかったりします。
どこか、助けてあげたくなるような愛らしさを持った人でもあります。

カルク・カルボの原料となる部分は、マザー・オブ・パールとよばれ、ここに核をいれると真珠ができます。
真珠って、顕微鏡でのぞくとたんぱく質とカルシウムが、レンガを積み上げたように、きれいに並んでいるのだそうです。
カルク・カルブの人は、まさに真珠を作るような仕事をする人です。
長い年月をかけて、根気強く、地味だけれどとってもよい仕事をします。

また、カルク・カルボは、赤ちゃんや子供のレメディのようですが、老年になってもこのレメデイが合う人も多くおられます。
このような人は、健康に恵まれた人が多いようです。

次回は、サルファーについてご紹介いたします。
キング・オブ・レメディと言われています。
ではまた。