レメディの使い方ABC
6つの根本体質レメディ
2008-1-10
皆様、あけましておめでとうございます。
CHK 荻野千恵美です。
昨年は、27日に最後の仕事が終わりました。
「やっと、これで今年が終る。」
安堵というか、なにか、すごく自分の深いところからホッとしたのを感じました。
それと同時に、自分の身体が狂っていくようなおかしな感じになっていきました。
こんなに酷い風邪をひいたのは、4年ぶりくらいです。
もう、寝込むような風邪は引かない気がしていたのですが・・・
風邪はクレンジング。
これをうまく経過させ、より健康な自分を作りましょう。
セルフケアでは、野口晴哉(はるちか)氏の「風邪の効用」をご紹介して、症状の意味や効用についてお伝えしていますが・・・
症状というのは、やはり、「辛い。」
それを、また再確認できました。
症状は、身体の危機を知らせるサインですから、耳障り、目障りな不快なものでなくてはなりません。
無理やりにでも、頭で考えるわがままを阻止し、身体の命令をきかせなければなりませんから。
でも、例年通りの簡単なおせちを作ったり、実家に挨拶に出かける程度の最低限のお正月の行事はなんとかこなせました。
年明けの6日には、CHK顧問のミハエラ先生にお会いしました。
初めてお会いしたのが2000年だったので、もうずいぶんのお付き合いになったものだと思いました。
世界中を飛び回る元気いっぱいの女性でしたが、今では、優しいお母さん。
2歳になったばかりの坊やは、聖母子像にでてくるようなかわいらしさです。
来春、先生のオーストリアでのホメオパシーの恩師を日本にお招きするというお話がありました。
どんなセミナーになるのでしょうか?今からとっても楽しみです。
風邪とお正月のお休みでとろけそうになった頭が、やっと少しずつ立ち上がっていくのを感じることができました。
そうだ、今年も、がんばろう!
どんな素敵な方たちと出会うのだろう?
どんな素敵な出来事が私をまっていてくれるのだろう?
風邪で、ゆっくり休養し、しっかり充電できたはず。
長く、静かだったわたしのお正月もやっと終わりました。
どうか、皆様、ことしもよろしくお願いいたします。
皆様にとって、良きことがいっぱいある1年になりますように!
それでは、始めましょう。
カルク・カルブ Calc.(カルカーブ)
2008-1-27
こんにちは。CHK荻野千恵美です。
1月もあとわずかとなりました。
日ごとに日照時間が長くなっていくのを感じます。
朝は少しずつ早く明るくなり始め、日の暮れるのもだんだん遅くなってきました。
でも、そんな季節に寒さはピークをむかえ、私たちの春を待つ気持ちはいっそう強くなります。
「CHKクラシカルホメオパシー京都」では、この春から「3年制ホメオパス養成コース」を開講いたします。
その入学のための学校説明会を今しているところです。
毎月1回。土日を利用した、1日に6時間を2日間勉強する、パートタイムの学校です。ですから、お仕事をしながら学ぶことも出来ますし、主婦の役割を果たしながら、学べる学校です。
3年間で、ホメオパスとなるための土台をどのように築いていくのか?
具体的に、どんなことを、どのように学ぶのかご説明しています。
ホメオパシーの考え方の基礎となる「オルガノン」やケントの「医学哲学講義」の学び方。
ホメオパスは、クライアントさんを受け容れ、その方に最もマッチしたレメディをご提案しなければなりません。
そういったことができるようになるためのレメディの学習方法。
CHK独自の工夫をこらした教材や資料をお見せしてお話をしていきます。
ご興味のある方は、ぜひご参加くださいね。
それでは、始めましょう。
今回からは、子供のための6つのレメディを1つ1つご紹介していきます。
まずは、赤ちゃんにとっての強い味方。
Calc-cについてご紹介いたします。
サルファー Sulph.(ソーファー)
2008-2-14
こんにちは。CHK荻野千恵美です。
きのうは、京都でセルフケアの講座がありました。
天気予報は、雪。
電車が遅れないかちょっと心配になったので、朝少し早めに家をでました。
大阪では、晴れていたのに、地下鉄烏丸線の丸太町駅を下りると、一面雪景色。
せっかくなので、30分近い距離を歩いていくことにしました。
御所の南側を通り越し、鴨川まで出ると川原も真っ白。
正面に見えてくる東山も雪をかぶり、とてもきれいでした。
歩くうち、だんだん雪が激しく降り出し、会場につくころには雪だらけになっていました。
なんだか、子供のころの、雪の降った日の興奮がよみがえるようでした。
講座が終わると午後の空は真っ青に晴れ渡り、大文字山の「大」の文字が白く光って見えました。
参加者の中には、この後、金閣寺に行った方もいて、それはそれは美しい世界だったというお話でした。
それでは始めましょう。
今回は、根本体質レメディとして、最も有名なレメディをご紹介します。
フォスフォラス Phos.
2008-3-3
こんにちは、CHK荻野千恵美です。
ホメオパシーの学校に入学した2003年頃から3年間ほど、私は、お茶のお稽古にも通っていました。
茶道は、四季折々の季節を楽しめる奥の深い世界。
ホメオパシーとも、どこか通じるものがあるようだなあと、感じていました。
ホメオパシーの学校在学中の3年生の時、国際セミナーでジェレミー・シェア先生の講義を受けました。
イギリスの、巨匠といわれるホメオパスのお一人です。
そのとき、先生は講義の中で、「ホメオパシーセッションは、茶席のようなものです。」と言われました。
日本の風土で育ったホメオパスの口から出た言葉だったら、私はうっかり聞き流してしまったかもしれません。
でも、西洋の文化的な背景を持つ、ユダヤ人のラビの家に育った先生の発言だったことに強い衝撃を受けました。
茶道の教えは「和敬清寂」。
人には、和やかに、敬意を持って接すること。
心は、いつも清らかに保つこと。
そして、何があっても、心を揺らさないで、しっかりとするべきことができること。
なるほど、これはクライアントさんに向き合う時の、ホメオパスの心得ともいえましょう。
私がお茶のお稽古で一番楽しみにしていたこと。
それは、必ず出てくる、その季節を表現する、茶菓子でした。
なかなか覚えられないお点前。
お茶菓子は、落ち込みがちな私の心を支えてくれるものでした。
こういった経験からというわけではありませんが、CHKでは、「超初心者入門セミナ
ー」には、必ず、休憩時間にお菓子とお茶をお出ししています。
「健康とはなにか?」
「バイタルフォースとはなにか?」
「似たものが、似たものを治すとは?」
普段使い慣れていない脳の筋肉を使っていただくのですから、甘いものは必須だと考えています。
超初心者向け入門セミナーは、
大阪では、3月9日(日) 4月27日(日)
京都では、3月14日(土) を予定しています。
セミナーのあとには、来月開講の「3年制ホメオパス養成コース」の学校説明会も予定しています。
皆様お誘いあわせのうえ、ぜひいらしてくださいね。
では、始めましょう。今回は、根本体質レメディとして3つ目のレメディをご紹介します。
ナット・ムール Nat-m.(ネイチミューアー)
2008-4-4
こんにちは、CHK荻野千恵美です。
いよいよ4月。
桜の季節となりました。
冬の寒さから解放される今頃、満開となるこの花を、日本人は昔から愛してきたようです。
多くの歌人も桜を題材にした歌を詠んできました。
花は毎年同じように咲くけれど、人は年毎に違った思いでそれを眺めます。
CHKにとっては、今年は素晴らしい桜の季節となりました。
4月から専門コースがいよいよ始まります。
一期生としてホメオパスを目指して学び始める方々は、それぞれ年齢も職業もバラエティに富んだメンバーです。
でも、心は一様に小学1年生のような気分をどこかに持たれていると思います。
ピカピカのマテリアメディカ(ホメオパシーの薬効書)とレパートリー(レメディ検索辞書)をそろえて。
4月19日と20日の授業が始まるのを、ウキウキ、ドキドキで待ってくださっていることでしょう。
私もそんな気持ちです。
では、始めましょう。今回は、根本体質レメディとして、4つ目のレメディをご紹介します。
プルサティラ Puls.(ポースティーラ)
2008-4-28
こんにちは、CHK荻野千恵美です。
CHKクラシカルホメオパシー京都では、ホメオパス養成コースをこの4月に開講しました。
そして、先週の週末に、第一回目の授業がありました。
一期生として集まってくださったのは、定員より一人多い21名。
皆さん、一緒に学んでいく仲間に対しても大きな期待と不安を持たれていたことと思います。
でも、出会ってみれば、良き仲間として長く付き合っていけそうなメンバー。
同じ時期に、同じ思いを抱いて集まった方たちですから当然かもしれませんが、これから3年間の賑やかな船出であるかのようでした。
専門コースの会場には、京大会館をお借りするつもりです。
ここは、私たち夫婦が1981年の暮れに結婚式を挙げたところでもあります。
30年近くたって、また同じ場所から新しいことを始めるなんて、だれが想像したでしょうか?
人生のめぐり合わせの不思議さと味わいの深さに、何かホメオパシーを学ぶことと似たものを感じました。
では、始めましょう。
ライコポディウム Lyc.
2008-5-29
こんにちは、CHK荻野千恵美です。
昨秋、「CHKクラシカルホメオパシー京都」を立ち上げて、活動の中心が今までの大阪から京都に移りました。
そのため、私たちの住まいも、思い切って兵庫県の伊丹市から京都の伏見区に移し、2ヶ月が過ぎました。
私自身は、神戸で生まれ育ち、結婚してからもずっと阪神間で暮らしてきたので、今回の引越しによって、初めて兵庫県を出ることになりました。
関西と言っても、神戸、大阪、京都とそれぞれにずいぶん土地のカラーは違います。
京都で暮らし始めて思うのは、歴史的な建造物だけでなく、人々の生活の端々に、時間の厚みのようなものを感じることです。
家の近くには、まだ賑わいの残る商店街があり、食卓に上るものもずいぶん変わってきました。
おなじみの店ができ、毎日そこのお勧めの食材と店主のアドバイスで、夕食のメニューを決めています。
たけのこ、わらび、山吹、たらの芽。
鱧、あなご、鰆、鯛、すずき。
食材に季節が入り、調理法はシンプルになりました。
時間のあるときは、近くの伏見城や明治天皇、昭憲皇太后の眠る桃山御陵。
桓武天皇陵に散歩に行きます。
塵ひとつなく、掃き清められた長い参道のまわりは、うっそうとした森。
こんなに便利な都会生活のできるところで、濃い緑の森林の空気が吸えるとは思っても見ませんでした。
今、私は、新しい環境からのプレゼントを楽しんでいるところです。
それでは、はじめましょう。