今月の活動
2014年1月授業(1年生)
1月25日(土)荻野千恵美講師
いつものようにオルガノンから始めました。
今月は§52~55です。この単元では、アロパシー(異種療法)とホメオパシー(同種療法)の
比較をしています。
ハーネマンは、根治という観点からすると、ホメオパシー以外には選択肢はないはずだと断言しています。
レメディ学習は、Sep.(イカ墨) Coff.(珈琲豆) Aur.(金)の3つです。
どのレメディ学習でも、とても良いレメディイメージが出て来ました。
今月は、久しぶりに通信生の方が参加されたので、各々のレメディイメージもいつもの授業より一段と深まったように感じました。
人の力や影響力は大きなものだなあとあらためて感じました。
オーラムAur.(金)のレメディ学習では、ある生徒さんが、出雲大社の日御碕に陽が沈む黄金色が
好きだけれど、その景色の印象が出て来ましたとのお話があり、なんて素敵な内的イメージだろう!
と感激してしまいました。
オルガノン要約(抜粋)
§52 主な療法は二つだけ。ホメオパシーとアロパシー(ヘテロパシー)である。
・ホメオパシー:慎重な実験と純粋な経験だけに基づくもの。
・アロパシー、ヘテロパシー:ホメオパシーとは正反対で、治癒とは無関係のもの。
§53 ホメオパシーは最も一貫した療法である。ホメオパシーによってのみ、最も確実に、速やかに、持続的な理想的治癒を達成できる。
§54 アロパシーは病気に対していろんなことをするが、不適切である。
アロパシー療法は病名ごとに対処法がばらばらであり、薬の作用は憶測にもとづいている。つまり、患者からどんな有害物質をどのように除去したら良いのか?を憶測に基づき、指示を出してきたのである。
§55 アロパシーの治療体系を忠実に導入すると患者の状態は非常に深刻になる。
1月26日(日)野村講師
1年生は、昨春4月から学びはじめて、今月で10ヵ月目になります。
今月は、これまでのおさらい的にホメオパシーの様々な概念や基本的考え方について、
改めて理解して頂く時間にしてみました。
感受性・罹病性Susceptibility(サセプティビリティ)
持続要因 Maintaining cause(メインテニングコーズ)
疑似慢性病
惹起要因 Exciting cause(エキサイティングコーズ)
Polarity(ポラリティ/極性)
Modality(モダリティ/好転・悪化要因)
等などのホメオパシー特有の考え方を、ホメオパシー的な人の観方や病へのとらえ方を
土台にして、質疑応答しながら、皆で考え、皆で進めて行きました。
10か月も学んでいると、ホメオパシーの基本がよく理解できるようになっているので、
こういう基本概念も抵抗なく、理解できるようです。