今月の活動
2013年12月授業(2年生)
12月21日(土)
授業前には、生徒さんからのレメディ発表がありました。
Nat-m.(岩塩)に関する考察を披露してもらいました。
人との交流や感情表現が苦手なNat-m.ですが、非常に深いつながりを求めているレメディでもあります。
荻野講師
今月のオルガノン学習は、§74~77の医原病と疑似慢性病の単元です。
ハーネマンは、当時、頻繁に行われていた人を傷つけるような厳しい医療に対して憤りを感じていました。
そのことについて述べているところです。
今月のレメディ学習は、Psor.Syph.Elaps.の3つです。
Psor.Syph.はいずれもNosodesノゾのレメディですので、2つのレメディ学習後、Nosodesレメディのまとめをしました。
マヤズムとも関連するとても重要なレメディばかりです。次にElaps.を学んだ後、ヘビ系レメディのまとめをしました。
3つともとても個性的なレメディたちですが、特にPsor.が皆さんの感覚に強く響いたようで、教室全体に「何だか痒いような汚い
ような」感じや「自分の力が足りない」気分が充満していました。
オルガノン要約(抜粋)
§74 アロパシー療法によって作用が激しく英雄のように戦う薬を増やしながら大量に投与され続けることによって起こる。これも慢性病のひとつと見なさなければならない。
§76 本来、ホメオパシーは、アロパシーによる病ではなく自然の病から人間を救うものである。
12月22日(日)荻野千恵美講師
比較的簡単なケース学習をしました。
今回は、CHK独自のケース分析の方法を身につけて頂くことを目標にして進めました。
これまでは、グループ学習を通じて、意見交換しながら、やって来ましたが、今回は
最初から最後まで、一人一人で取り組んで頂きました。
来春からは、いよいよスーパーバイズ付きでのケース実習が始まります。
今のうちに、ケースに対する取り組み方を確かなものにして欲しいと思い、一つ一つ
基本を踏まえるようにじっくり進めて行きました。
授業前には、皆さんが一人一人で出来るか心配していましたが、大丈夫でした。
この5期のメンバーは、チームワークが抜群で、自主的に勉強会をしたり、
知人に声をかけて、ホメオパシーのお話会を開催しています。
そういう日ごろの活動が実を結んで来ているのを感じました。
今回の授業でも、ケース全体の捉え方、重要な症状をホメオパシー的に
翻訳することも皆さんよく出来ていました。
当然ながら、自然にベストレメディにたどり着きました。
当時、実際に講師が提案したレメディとズバリ一致しました。
今回授業をしてみて皆さんから著しい成長を感じました。
来春からのケース実習が、今からとても楽しみです。
今年最後の専門コースの授業を本当に明るい気持ちで終えることが出来ました。
みなさん、ありがとうございました。