今月の活動

2013年5月授業(1/2年生合同授業)

今月は、土日とも、1・2年生合同授業をしました。

5月25日(土)中村裕恵特別講師

中村講師には「一般医学及びホメオパシーの歴史と現代医学とホメオパシー」というテーマでの講義をお願いしました。

中村講師は日常、医師としての仕事をしながら、時々ホメオパシーもされています。
現代医学とホメオパシーのそれぞれの得意な面・不得意な面のいずれにもよく精通されているだけあって、とても現実的な内容の講義になりました。

中村講師には、年間を通じて、解剖生理病理の講義も担当して頂いています。
解剖生理病理の講義は、3年生が対象ですが、今年度から、在校生の皆さんには1年次から、適宜中村講師の解剖生理の講義を受講できるようにする予定です。

5月26日(日)野村講師

プルービングの実習講義をしました。

ホメオパシーの基本法則~類似の法則~は、これまでの一般常識とは違うため、なかなか頭だけでは理解しにくいものです。

それと、日本ではレメディを飲むことがホメオパシーだと誤解している人が多いのですが、プルービングをしていないものをレメディと呼ぶことはありません。レメディは、必ず健康な人を通じて証明されたものしか使うことはないのです。そういう実証科学的な基盤の上にホメオパシーは成り立っているのです。このことも理解しにくいものです。

それらのことをカバーするために、当校では、毎年、類似の法則を学ぶ前にプルービングの実習を体験して頂くことにしています。この体験をした方は、類似の法則やレメディについて深く理解できるようになります。

今回の講義では、レメディを使わず原物質(食品)を使いましたが、結果はとても素晴らしいものになりました。
皆さんにこの食品を少しずつなめて頂き、心身全体に起きて来ることを発表して頂きました。それをまとめてゆくと、この原物質をレメディにした内容(マテリアメディカ)とほぼピッタリ一致しました。

生徒さんたちは、かつてホメオパシーの創始者ハーネマンがしたことを追体験することになったと思います。

オルガノン要約(抜粋)

§143 真のマテリアメディカは正しいプルービングとそれを慎重、忠実に記録したものだけである。

§144 マテリアメディカの中からは憶測を完全に排除すべきである。

§145 もはや最適なレメディが見つからないケースはわずかしかない。レメディの作用は優しく確実で持続的だが、混合薬を使うアロパシーでは治癒できないだけでなく危険ですらある。
マテリアメディカの充実に向けて、今後も貢献していけば非常に確かな治癒が約束される。