今月の活動
インドビデオセミナー(専門コース生徒向け)
2012年7月14日(土)永沢志津子コーディネーター
ホメオパシーの世界先進国はインドです。そのインドホメオパシー教育の中心的存在である
「Other Song Academy」のビデオコースの開催をしました。
10名程度の参加者を予想していましたが、CHKの在校生の希望者がドンドン増えて、
結局、総勢30名程度の規模になり、大いににぎわいました。
セミナー内容は、ケースの捉え方やケーステイキングを学ぶ内容でしたが、素晴らしいものでした。
みっちり3ケースを学びました。
いずれのケースもケースの進め方を見ることと、その後の講師の解説を聞く
という組み立てになっていて、理解しやすくなっていました。
選んだレメディは、生徒さんたちもよく知っているものばかりで、親しみが持てたと思います。
5~10年ほど前、インドのDr.サンカランが提唱したセンセーションメソッドが世界中のホメオパス達に大きな影響を与えました。それは素晴らしい理論に基づくものでしたが、オルガノンやマテリアメディカやレパートリーなどホメオパシーの基本を充分理解できていない方が使うと小手先のケーステイキングに終わり、成果が上がらないという問題が起きました。
提唱したサンカランにはそのような考えはありませんでしたが、学んだ人たちは、どんな人に対してもセンセーションメソッドを使うことが有効だと勘違いしました。
それで、世界中で一時的に混乱が起きました。
その反省を踏まえて、方法論よりもむしろ、まずはケースの全体像を正確に捉えることに最重点を置くようになりました。
基本にかえったわけです。
そして、それを元にして、本来のクラシカルの手法によるシンプルなアプローチ、そして場合によっては非常に深い部分にまでアプローチして行くセンセーションメソッドを使い分けて行くものに進化していました。最先端のインドのレベルはますます高くなっています。
この考え方は、基本的に私達講師陣が普段生徒さん達に伝えていることと一致しました。
生徒さんたちだけでなく、私達講師にもとても学びの多いセミナーになりました。
次回は、11月に予定しています。