今月の活動
2012年2月授業(3年生)
今月が、3年間最後の授業になりました。
2月11日(土)前半 荻野講師
レメディ学習の総まとめをした。
まずは、3年間でとても深く学んだレメディをおさらいした。それらを核にして、卒業後に、どのようにレメディに対する理解を深め且つ知識を広げて行くのか?について講義を進めた。
そして、「レメディとは何か?」について、個々人の理解を述べてもらった。
皆さん、3年前に学び始めた頃とは、まったく違うレメディ知識の多さ・深さ、そしてレメディへの理解の深さも相当なものである。レメディ学習を通じて大きな成長を遂げている。
講師として、大変な喜びである。卒業生の皆さんも自分自身のことながら3年間の成長と進歩に驚いていた。
コンスタンチン・へリング(ハーネマンの弟子)のレメディ学習法(CHK2期生栗乃まろんさんのブログからの引用)
1.マテリアメディカの由緒正しい学び方は、まず数個の主要なレメディをマスターし、次にそれに関連付けてレメディをマスターしていく。それを続けてゆくこと。
2.一つあるいは一つ以上のファミリーに関連した物質をこのようにして学んでしまえば、あとのファミリーについてもより簡単になってくる。この方法で数年間たゆみない努力をつづけていけば、
どんな新しいレメディも一読で利用できるようになる。
後半 高橋講師
講義内容はケース学習。最終講義となるので講師がもっとも印象的だったケースの一つをシェアしてみた。
生身のクライアントをみるのは、難しく感じることかもしれないが、最もエキサイティングなことである。
クライアントが話す内容・実際に起きている症状・そこから立ち上るイメージ、そして人としての全体的印象や服装、顔立ち・・・それらすべてがある一つのレメディのエネルギーから来ていると知った時、ホメオパシーが、まさに「Science&Art」であるということに感動する。それはマテリアメディカに載っている情報と自然界の原物質の情報が、クライアントの全体像と一つに解け合う瞬間でもある。
卒業時とは言え、今回のケースは言語化しにくかったのではないかと思う。
でも、生徒さん達がケースから感じ取った印象(エネルギー)は本当に素晴らしいものだった。これからもその豊かな感覚を手放さず、全体像からルーブリック(特徴的な症状)に落としこんでいってほしい。
個々が経験を積む事、クライアントから受けるエネルギーをどう感じるかについては、教えることができないものである。卒業されても一歩一歩積み上げていって頂けたらと願っている。
2月12日(日)前半 荻野千恵美講師
比較的シンプルなケース学習をした。
昨日のケース学習に引き続き、ケースに対する取り組み方については、全員が水準以上のレベルに到達している。
3年前の入学当初、英語が苦手で大丈夫だろうかと悩みながら入学された方が少なからずおられたが、今や彼ら(彼女ら)は、何と!コンピュータレパートリー(英語版)を使いながら、ケースに取り組んでいる。
安心して卒業生を送りだせると思った。
後半 卒業式
卒業(修了)生全員に一人ずつ、皆の前で、卒業後の抱負を述べてもらった。これが最後の卒業課題である。
皆、本当に希望にあふれた良い顔をしていた。
そして皆さんの抱負を聞いてまたまた驚いた。
2期生の皆さんは、入学時に誰もホメオパスになることを目標にしていなかった。それにも関わらず、今日の抱負では全員がホメオパスとして活動をスタートしたいと宣言したのである。
彼らの素晴らしい成長と変貌に対して、感動を覚えた。
ご活躍を大いに期待したい。