今月の活動

2011年5月講義(1年生)

5月28日(土)渡辺講師

現役内科医(ホメオパス)の立場で、現代医学とホメオパシーの違いについて講義した。
現代医学とホメオパシーの最大の違いは、人を「個別化」するか「一般化」するかという点にある。特にこのことについて、ケースを交えながら、具体的に理解してもらうことを心がけた。
最後には、オルガノンの§1を通じて、「病んだ人を健康にすること」と「病気を治すこと」の違いについて、考察をしてもらい、前半を終えた。

後半は、予防接種についてである。
人は何故予防したいと考えるのか?について、よく考えてもらえたと思う。生徒さん皆さんから、活発な意見も出て、楽しく授業をすることができた。

オルガノン§1(要約)
治療家の唯一の使命は病める人の健康を回復することだけである。

5月29日(日)高橋講師

今月もまだ導入の授業である。
前半は、レメディとは?について、オルガノンを元に理解をしてもらい、ホメオパスの基本的なツールであるレパートリーの使い方についてみっちり勉強した。

皆さん、非常に慣れるのが早い。

後半は、Nat-m. Phos. Lyc.の3つのレメディ学習である。

Nat-m.のイメージは、皆さんからいっぱい出て来て、大いに盛り上がった。例年Nat-m.は盛り上がるような気がする。日本には、このレメディにマッチした人は多いと言われてきた。多くの方にも、少なからずこの要素があるからかも知れない。

授業では、それぞれのレメディの原物質からレメディのエネルギーを感じて頂いているが、総じて、皆さんリアクションがとても良い。

オルガノン(要約)

§19 病気とは、健康状態が変化したもの。治癒はその逆である。レメディは、感覚と機能を基盤とする人間の状態を変化させることができるので、病気を治癒することができる。

§20 人間の健康状態を変化させる効力はレメディに内在するが、それはまるで精神のようなものであり、人間の頭で考えても理解できない。健康状態が変わることで、初めて観察できる。

§21 レメディは、健康な人間の状態を変化させ、いくつかの特定の症状を生じさせるものに他ならない。レメディがどのようなエネルギーを持っているかは、プルービング情報だけを、よりどころにしなければならない。健康な状態から、ある特有な症状に変化させる効力を持ったレメディが、その症状をもった人を本来の健康な状態に戻すことができる。