今月の活動
2011年4月講義(3年生)
今年度はじめての講義は、2日間とも会場近辺
(京都:蹴上~南禅寺)の桜が満開となった。
教室への行き帰りやお昼休み等には、近くを散策して、
勉強の疲れを癒すこともでき、素晴らしい週末になった。
4月10日(土)渡辺講師
今月から2期生は最終学年に入った。あと1年で卒業である。
いつものように、前半にホメオパシー原理の復習をし、後半に解剖・生理・病理症候学の講義をした。
原理の復習は「ヘリングの治癒の法則」についてである。
まず、自然の病の方向性とレメディによる治癒の方向性について確認した。その上で、実際に人が感じる「治癒の方向性に」ついて講義した。
自然の病の時に実際に人に起きてくることと、治癒の過程で人に起きてくることを比較しながら理解していただくことでへリングの法則のより深い理解につながったと思う。
後半は、消化器系の病理症候学である。
消化器系について、解剖生理と病理症候学の要点を動画もまじえたスライドを利用しながら講義を進めた。やはり、ビジュアルで理解を促すことが一番良いと感じた。これからもこの手法で進めていきたいと思う。
来月は妊娠・出産を中心に婦人科系についてと予防接種についての講義を準備している。
4月10日(日)荻野千恵美講師
※授業の前にコンピュータレパートリーの説明をした。今後、徐々に使って慣れていっていただきたいと思う。
講師が経験したケースの学習を土台にしながらレメディの講義をした。
3年生の授業では、ケース学習が中心になる。今回は、3年生から始めるスーパーバイズ付きケース実習の基本を身につけていただくために、まずケース全体のプロセスを再確認するところから授業を進めた。
同時にこのケースで講師が選んだ未学習のレメディの質感をよく理解していただくことを心がけた。
またケースで選んだレメディFerr.を中心にZinc. Cupr.という周期律表の鉄シリーズの代表レメディ3つを解説した。
卒業後、この3つのレメディはよく使うことになるだろうし、3つのレメディの見極めはかなり微妙で難しいだろう。その分別まで説明できたらよかったのだが、充分な時間がとれなかった。その点反省している。また時期を改めて、伝えて行きたい。
生のケースを材料にしているためか、生徒さん達によるケース全体に対するイメージワークが、とても良くできていて、講師の側が驚いた。
レメディ自体まだ授業で学んだことがないものだったが、皆さんには、ケースを通じてこのレメディの質感も受け止めてもらえたと思う。