今月の活動
2010年12月講義(3年生)
12月4日(土)渡辺講師
前半は病理症候学。これで1期生の解剖生理学と病理症候学は最終講義となった。
今回の内容は、けいれん、失神時の対応、心肺蘇生法など、救急的な症状や
緊急的な対応を迫られる症状、病気についてである。
レパートリーを使って緊急的な症状を調べながら、ホメオパシー的にできることを考察したが、
もちろん緊急時は、必ず医療機関を受診しなければいけない。
後半は急性病と慢性病の関係について、ハーネマンのいう、ファンダメンタルコーズや
プライマリーコーズなどをイギリスのホメオパス、ミッシャノーランドのケースを交えて、解説した。
12月5日(日)前半 高橋講師
今回は、ケースマネージメントの講義をした。
現在、3年生は卒業課題のケースにとりかかっている。
そこで実際のケーステイキングでの問題や疑問や不安、
そして将来の展望などをシェアーしてもらった。
講師自身の経験をふまえながら講義をすすめていったが、
卒業課題のケースを丁寧に進めていくことが将来の自分の活動の
土台をつくっていくことと、誰しも模索をしながらホメオパスとしての
力がついてくるということである。
実践していくときにクライアントとの距離感のとり方とコミュニケーションも大切であり、今までの講義では
ふれなかったセルフマネージメントにも言及した。
またクライアントが子ども、動物である場合の留意点についても解説をした。
すでに活動のネットワークを立ち上げていたり横の繋がりを伸ばそうという動きもあったり、
各々のケーステイキングでの結果などの感想などもあり学生同士で非常に刺激になっている。
焦らず、自分のペースをつかんで、やっていくようにエールを送りたい。
12月5日(日)後半 荻野講師
「2回目の処方」について、演習を通じて実践的な学習をした。
「2回目の処方」がきちんとできるかどうかで、ホメオパスとしての真の力量が評価されると言っても過言ではない。これがマスター出来れば、クライアントからの信頼を得ることも出来、ホメオパスとしての活動も次第に軌道に乗せることが出来るはずである。
ただ、実践経験が少ない学生の段階では、その本当の意味や難しさを理解してもらいにくいものだろう。今現在は、まだ初回の処方で精一杯の段階だからである。
文章だけでの理解は難しいので、いくつかのケース毎にグラフを使ってビジュアル的に進めてみた。
講義を終えた段階では、生徒さんたちから意欲的な感じを受けることが出来た。
今日1日の2つの講義は卒業真近の生徒さんのレベルに、とてもマッチしていたように感じる。