今月の活動
2010年9月講義(3年生)
9月11日(土)渡辺講師
今回の講義はいつものように病理症候学「精神疾患」についてと基本原理の復習である。
精神という目には見えない部分の乱れの問題についてはその範囲は膨大であり、ホメオパシー的に適する点と、適しない点を見分けること自体、非常に難しい。専門医や家族と連携を密にして、進めるべきこと。そして充分な経験がないうちは、決して個人相談を受けないように注意することなどを繰り返し伝えた。
講義内容は、典型的な精神疾患について、一体どういう症状なのか、内面でどんな乱れや器質的問題が起きていると考えられているのか等について、具体例を交えながら講義を進めた。
基本原理は、「病とは何か」について、マヤズムとの関連について改めて考察した。これを理解しておくことで、自然に実際のケーステイキングでも「何が癒されるべきか」を頭に置きながら、進めることが出来るようになると考えている。
9月12日(日)野村講師
先月授業の最後に、生徒さんの一人にクライアントになって頂き、緊急公開セッションを実施した。今月はそれを題材にして講義を始めた。
まずは、ほぼ午前中一杯をかけて、公開セッションの続きをした。
「生」のケーステイキングを真近で経験することは非常にまれであり、生徒さんにとって貴重な財産になったのではないかと考えている。
午後からは、グループに別れ、この生徒さんにとって、今最も必要なたった一つのレメディを考察した。
そもそもクライアントのエネルギーはどのようなものか?
このケースでは、一体何が癒されるべきか?
ホメオパシー的な症状は、何を選ぶべきか?
最終的に、一つのレメディに、如何にして到達するか?
これらの課題を考察した上で、各グループ毎に発表してもらいお互いの考えをシェアした。
生徒さんたちがレメディにまでたどり着くまでの時間も質も次第にレベルアップしているのを感じて、とてもうれしく思った。