今月の活動

2010年1月講義(2年生)

※今月から授業会場が変わり窓からは東山連山が眺められます。

1月16日(高橋講師)

今月は、特有の精神症状を持つ植物系の3つのレメディを学びました。

これらの植物は、古来より膨大な症状が知られています。
どれも特有の感覚を生じ、その対局として深い抑鬱、絶望、恐怖がみられます。
映画や写真、神秘的絵画、書籍などふんだんな原物質の情報を
用いて、それぞれのレメディの特徴を浮き彫りにしていきました。

1月17日(野村講師)

ハーネマンの発見したマヤズムとその後のマヤズム理論の発展について学びました。
ほとんどの慢性病の根源は一つであったのが、人類の歴史において
繰り返しそれを抑圧してきた結果、病が徐々に多様化し、複雑化していったと
ハーネマンは結論付けました。

症状とはマヤズムの表現にほかならず、ホメオパスはそれを見極め、最類似のレメディを探すことになります。

このことを生徒さん各々とのやりとりを通じて理解を深めてもらいました。
マヤズムについての理解は、多少の混乱が見られましたが、
今回がこの大テーマに対しての取っかかりになればと考え、進めて行きました。

後半はケースを受け取る演習をしました。その人の乱れの中心を捉えるトレーニングです。
それを通じて、病の本質=マヤズム にどう迫ってゆくかを学んで欲しかったからです。

こうして実際に講義をしてみると、マヤズム理論はとらえどころのない感じを覚えたことでしょう。
生徒さん達には、卒業後も含めて時間をかけて、自分なりに理解を深めて行って頂けたらと願っています。