今月の活動

2015年8月授業報告(3年生)

8月15日(土)16日(日)

今月の授業は「熊本自主セミナーの反省」「先月のレメディの復習」「オルガノン学習」「今月のレメディ学習」「生徒が取ったケースの検討」「古典的ケース学習」と盛りだくさんでした。(写真はヒカゲノカズラ=Lyc.)

「熊本自主セミナーの反省」
8月はじめに、熊本県水俣と熊本で、生徒たちで自主的にセミナーを開催しました。
この初めて聞く方たちに対してのセミナーでの反省をしてみました。
前回(2月)に比べると進歩した点、まだまだ一般の方に充分には伝わらない点など
様々な反省点や課題が出て来ました。
この6期(3年生)のメンバーは一歩一歩、自主的に行動しながら、世に問いかけながら、前に向かって進んで行くメンバーばかりで、頼もしい限りです。

その後、熊本でセミナーを受けたある方が10月に京都で開催する国際セミナーに来られることになりました。参加者はきっと興味を持ち、何らか感動されたのでしょう。これからも続けて行って欲しいですね。

「先月のレメディの復習」
先月学んだレメディ~Murx.Bufo.~の復習をしました。
Murx.は、著名なレメディSep.と全体に類似していますので、Sep.との比較をしながら
理解を深めました。Sep.とは一部分似たところのあるレメディNat-c.についての質問がありました。似ている点と違う点を皆で考えて行きました。

「オルガノン学習」
今月は、§210~219を学びました。
この単元は、精神的な病について述べられているところです。
ハーネマンは、精神的な症状は全体像の一部であり、身体症状と同じように考えるべきだと考えました。彼の観察によれば、身体の症状を抑圧すると精神の問題が大きくなるのはよく見られることであり、人によっては狂気にならないと身体が壊れてしまうことすらあると興味深いことを述べています。

「今月のレメディ学習」
今月は、新しいレメディを学ぶのではなく、しばしば実践で利用される重要レメディを比較検討する授業にしました。
Lyc.とSil.の比較、Lyc.とKali-c.の比較。など。
生徒さん一人一人に、その比較検討した内容を述べてもらいました。
もしもLyc.タイプのお父さんがいたとしたら、どう行動するだろうか?
Kali-c.タイプのお父さんがいたとしたら、どう家族に接して、どう行動するだろうか?
など、具体的にレメディ像と人物イメージを考えたりしながら、レメディの類似点と異なる点をクリアにして行きました。

「古典的ケース学習」
先月の宿題を皆さん全員に発表してもらいました。レメディを当てるより、どう考えて、その結論にたどりついたのかが大切です。その点にポイントを置いて、発表してもらいました。

「生徒が取ったケースの検討」
まずは、生徒さんがケースを取り、その後続きを講師がケースを取り、どう違うのか?を皆で、考えて行きました。
ケースの取り方で、ホメオパス側の癖が強く出てしまうことがよく分かりました。
生徒さん達にとって、多くの気付きがあったようです。

この勉強の仕方は、かなり挑戦的な内容です。
クライアントさんの協力なしでは、出来ませんし、内容的にかなり高度です。
今後は高度になり過ぎないように、基本も踏まえながら、じっくり進めて行きたいと考えています。