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2015年11月授業報告(1年生)

11月28日(土)29日(日)

今月の授業は、「10月の国際セミナーの復習」「9月に学んだレメディの復習」「今月のレメディ学習」「今月のオルガノン学習」「急性時に使うレメディ~怪我について」「古典的ケース学習」とかなり盛り沢山な内容になりました。

「今月のレメディ学習2つ」

今月は、Sil.とThuj.の2つのレメディを学びました。鉱物由来のものと植物由来のものですが、類似点の多いレメディ同士です。(写真はSil.とThuj.)

Sil.は二酸化ケイ素から調整されるもので、水晶がレメディの典型的なイメージになります。実際の水晶を見てもらい、自然界の水晶の映像を見てもらい、みなさんから良いイメージが出てきました。Sil.の持つ独特のエネルギーイメージはよく理解出来たと思います。Sil.の物語は、この世に沢山ありますが、以前生徒さんが紹介してくれた童話『ガラスの少女~クリスタリーヌの話』を紹介しました。それを受けて、ある生徒さんからは、アメリカの戯曲作家テネシーウイリアムズの『ガラスの動物園』が、Sil.の物語ではないか?との紹介がありました。この戯曲の登場人物は皆とても繊細な人物ばかりのようです。

Thuj.は、ヒノキ科の植物から調整されるものです。
これも園芸店で実物を手に入れて、みなさんに見て、触って、匂いを嗅いでもらいました。外が明るく綺麗で内側が暗く静か。内面はまるで死んでいるかのよう。一方で若々しく勢いがある感じがあり、印象として幼くもある・・・というようなエネルギーイメージが出て来ました。とても良い受けとめ方だと思いました。
このレメディは、内面では、自分はとても弱い脆い存在と感じていて、自尊心が低いのが中心にあります。その表現として、外見を過剰に整えたり、少し隠して見せたりするタイプの方にマッチします。

この2つのレメディSil.Thuj.は、ある面でとても似ていて、でも本質的には違う
~この組み合わせ学習が良かったと思います。
どこが似ていてどこが違うのか?というレメディ同士を鑑別して行くところが面白いと感じてもらえたと思います。