お知らせ&更新情報

2015年12月授業報告(3年生)

12月5日(土)6日(日)

今月の授業は、「レメディ学習~疝痛によく利用されるレメディ3つ」「2回以上の処方を必要とするケース学習」「簡単なライブケース~腰痛の場合」「解剖生理病理学~消化器系を中心に)」
(写真は中村裕恵先生)


「2回以上の処方を必要とするケース学習」

クラシカルホメオパシーでは、レメディ投与時「1回につき1種類を最小限度で」が基本原則です。でも、その人が、健康を獲得するまで1種だけのレメディだけで充分かと言えば、必ずしもそうではありません。2種以上のレメディを利用する場合も多いのです。

たとえば、あるケースでは、類似性の高いレメディが選ばれた時、その人本来の症状像がくっきりと浮かび上がって来る場合があります。その場合には、新しい(より本質的な)症状の全体像に対するレメディが必要になります。こういうことが2度では終わらず、何度か繰り返すこともしばしばあります。ですから、まずは、初回(あるいは2回目)のレメディの評価(査定)を正確にすることが大切になり、次は、全体像をどうとらえてゆくのか?・・・というような一歩一歩確実に健康に向かうアプローチになります。

このアプローチ法をよりよく理解してもらうために、講師が過去に経験したケースを材料にした実践的なワークをしました。
初回のレメディの評価+2回目のレメディの選び方—>2回目のレメディの評価+3回目のレメディの選び方・・・いかにして、クライアントを健康状態に導くのか?を考えてゆきました。

 

 

「解剖生理病理学~消化器系を中心に)」

中村裕恵特別講師の専門分野である消化器系の病理~糖尿病など~に絞り込んで、講義は進みました。実際の病はどのように深まってゆくか?がとてもよく理解できました。症状に対して抑圧的な対応をすると病はより進展してしまうことも理解できました。

ホメオパシーが目指す自然治癒の目的は「いのち」に向かって、次第に進展してゆく病気の方向性を逆にしてあげることです。