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2016年8月授業報告(1年生~初級コース)
8月27日(土)28日(日)
今月は、「先月のレメディの復習」「ホメオパシー基本原理/感受性(罹病性)」「今月のレメディ学習」「オルガノン学習」「ケーステイキングの基礎~CLAMS」について、学びました。
「ホメオパシー基本原理/感受性(罹病性)Susceptibility」
ホメオパシーでは、人を健康にするための鍵は、この感受性(罹病性)にあると考えています。
個人セッション(健康相談時)でも、ホメオパスは、その人の感受性(罹病性)に注目して、様々な質問をして行きます。ホメオパスならば、「この方は一体、何に対して敏感なのだろうか?何に過剰に感じてしまうのだろうか?」そう心の中で思いながら、クライアントさんのお話を伺っているはずです。
その人固有の感受性が分かれば、ベストレメディが分かると言っても良いでしょう。
授業では、生徒さん達には、「細菌やウイルスが原因で病気になることについてどう考えますか?」という問いかけから、始めました。
インフルエンザなどの感染症が流行した時、罹る人と罹らない人がいることは、誰でも知っています。細菌やウイルスが原因ならば、全員が感染してもおかしくありません。でもどんなに細菌やウイルスが蔓延していても全員が罹るわけではありません。過去にペストやコレラやスペイン風邪や結核が世界中や日本中で蔓延しても人類は滅びていません。
なぜでしょう?
ホメオパシーでは、ある病に罹りやすい性質(感受性・罹病性)を持っている人だけが、その病に罹ると考えています。
病に罹る要因は、外部(周辺環境)にあるのではなく、内部(自分の感受性・罹病性)にあるということです。ホメオパシー的観方・考え方では、健康になるためには、様々な病への感受性(罹病性)を下げて行かないといけないということになります。
身体面という枠を超えて、たとえ精神的ストレスであろうと、それに対する感受性(罹病性)が健全なレベルであれば、人は健康でいられます。
外部で何が起きようとも健康状態が乱れない・・・これが、ホメオパシーが目指している「健康」です。
ホメオパシーには抗生剤や抗ウイルス剤のようなものはありません。外部とは戦わないで、ただ自分を高め、調和させて行く。・・・基本姿勢は不戦であり、何がおきても自由自在でいられるように自分を変えること。
それはまるで日本発祥の武道である合気道によく似ています。日本人には、ホメオパシーがよく似あう。・・・ホメオパシーに初めて出会った時から私はそう思っています。(講師)
生徒さんたちには、グループ学習でにぎやかに意見交換しながら、理解を深めてもらいました。