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2017年1月授業報告(3年生~上級コース)

1月14日(土)15日(日)

今月は、「先月レメディの復習」「将来ホメオパスとしてどう活動して行くかを考える」「今月のレメディ学習~Nat-c. Cact.」「2回目の処方をケースから学ぶ(先月の続き/後半)」「オルガノン学習§161~171」を学びました。

(写真は、Cact.夜咲きサボテン)

 
「将来ホメオパスとしてどう活動して行くかを考える」

専門的な勉強も3年目を過ぎて、次第に卒業の時期が近づいてくると、大抵の人は入学当初あったホメオパシーへの熱い熱い気持ちに変化が現れているものです。全員に現在の「ホメオパシー体温」を確認してみました。

予想に反して、何人かの生徒さんは、入学時よりも熱は上がっていると答えられました。彼らの共通点は・・・「不安という感覚があまりない」「まずは一所懸命やってみて、どうしてもダメならそこで考えたら良い」・・・そういう失敗を恐れない健康的な気分や姿勢でした。
それを聞いて、講師としても本当に胸を打たれました。私達講師もそうした気持ちでこれまでやってきましたが、ホメオパシーを学ぶ生徒さんたちの生の言葉を聞くのは初めてでしたから。温度が下がりかけていた他の同期生達にもその熱が伝わって行くのが感じられました。

ホメオパシーの創始者ハーネマンは、生涯自分の「熱」を上げ続けた方だったのでしょう。

 

「2回目の処方をケースから学ぶ(先月の続き/後半)」

12月には、かつて講師が経験したケースの初回分を皆で共有して、初回選んだレメディとそれを飲まれて1か月後のセッション内容を手渡して、次をどう考えるか?(レメディの査定と2回目の処方をどうしたら良いのか?)という宿題を出して終了しました。

今回は、全員に発表してもらいました。
皆さん、これまで学んだオルガノンやケント哲学などを元に本当によく考えて来られていました。どの答えも素晴らしいものでした。

査定案やレメディ案には、バラツキがありましたが、それぞれにご自分の考えに基づいて考えられていて、皆さん、ホメオパスとして活動して行ける!と思いました。

授業では、皆で、3回目の処方まで考えて、終了しました。最終的には、クライアントさんが健康に変わって行き、自立して行かれる姿を見て、皆さんから思わず拍手も起こりました。

私たちが向き合う対象は生身の人間ですから、ホメオパシーを実践する局面では、様々なことが起きて来ます。大切なことは、最初から100点を取れる完璧さではありません。それはほぼ不可能なことです。それよりも、目の前で何が起きても、今自分はどこに立っているのか?を確かめられること。そして、起きていることに対してホメオパシーの基本に基づいて自力で判断できるようになることです。これを繰り返して行くと自然に目的地に到着するでしょう。これが、2回目の処方に求められていることです。

皆さん、次第にその方向に向かって進んでおられます。今後がますます楽しみです。