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2017年7月授業報告(3年生~上級コース)

7月8日(土)9日(日)

今月は「先月のレメディの復習」「2回目の処方について」「今月のレメディ学習(Coloc.Syph.Iod.)」「古典的ケース学習」を学びました。(画像はColoc.)

 
「2回目の処方について」

2回目の処方の主な目的は、初回レメディの査定です。
2回目のセッション時には、クライアントにどのようなこと(変化)が起き得るか?という場合分けの想定を自由にしてもらうところから、始めました。
2回目の処方の大枠をとらえた後に、演習問題を順番に解いて行きました。ギリシャの世界的ホメオパスであるヴィソルカス教授のテキストを元にした演習問題(22の例題)です。今月は、例題1~8まで進めて、終了しました。続きは来月です。

当校では、セッション実習(ケーステイキング実習)は、3年生からスタートします。
その際に、この2回目の処方についての基本的な考え方と具体的方法は、すぐに必要になって来ます。

ホメオパシーの世界では、2回目の処方は、初回の処方よりずっと難しいと言われて来ましたが、初回のケースが理解できていて、2回目のセッション時の判断基準が明確になっていれば、さほど難しいものではありません。ある程度の演習と個別実習によって克服できるものです。

ヴィソルカス教授は、その著書の中で、2回目の処方についての基本原則を述べています。決して、あいまいさを許すことがありません。療法家としての誠実な対処法を守るように、繰り返して伝えています。

 
ケースを混乱させないための4つの基本原則(「ヴィソルカス教授のサイエンスオブホメオパシー」より抜粋)

1.クライアントの気分が良い時、妨害してはならない。余計な処方の提案をしないこと。
2.症状像がはっきりしていない時、別のレメディを提案してはならない。
3.古い症状が現れた時、慌てて提案してはならない。待つこと。
4.全体的な改善と共に、皮膚症状・粘膜からの分泌が見られる時、レメディを提案してはならない。