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2017年11月授業報告(3年生~上級コース)

11月11日(土)12日(日)

今月は、「先月のレメディの復習」「ケース学習」「ケース学習を通じて既習レメディの理解を深める(動物レメディのCASE2つ)」「今月のレメディ学習(Cimic.)」「オルガノン学習§231~245」を学びました。
11日(土)の授業前には、コンピュータレパートリーのデモンシトレーションがあり、3年生の大半の皆さんが参加して、使い方や購入価格について熱心に質問をしていました。(画像は、Cimic.)

 
「ケース学習を通じて既習レメディの理解を深める(動物レメディのCASE2つ)」

この学年は、レメディ学習の進度が早いため、今月の新規のレメディ学習は1つだけに限定して、すでに学んだレメディについて、ケースを通じて理解を深める授業をしました。
CASE1.は、数年前に、講師が外部のセミナーを受講した際に、ノートに記録していたケースを再編集して教材にし、また、CASE2.は、古典的ケースを材料にして考えて行きました。いずれのCASEでも、特徴的な症状をピックアップしながら、ケースの全体像にマッチしたシングル(一つだけの)レメディを考えて行きました。
レメディ学習の方法はいくつかありますが、ある程度のレメディ数を学んだ後には、CASEを通じて学ぶことで、これまで学んだレメディへの理解が深まって行きます。
今春よりケース実習を始めている3年生以上には、この学習方法も有効です。

CASE学習のまとめとして、「動物界」固有のレメディの特徴について、皆で考えて行きました。動物界から調整されるレメディに共通するものは、「サバイバル(生き残り)」です。動物にとって必要不可欠なものは「食べるものにありつくこと」と「子孫を残すためにより良い伴侶を見つけること」です。動物レメディを必要とする人からは、競争心の強さと自分をチャーミングに見せることに強い関心を持つ姿が見られるはずです。

 

「レメディ学習(Cimic.)」

Cimic.は、Puls.と同じ仲間のキンポウゲ科の植物~ブラックコホシュ~から調整されるレメディです。その原料はアメリカ先住民が様々な疾患に活用していた薬草です。アメリカのホメオパシー専門家によって広められて以来、ホメオパシーの世界では、たくさんの女性を助けて来た著名なレメディです。月経の諸症状、妊娠中の不調、更年期障害、肩こりからの首の痛みや頭痛、ホルモンアンバランスによる感情の乱れなどに使用されます.
最後に、関連レメディとして、Caul.(ブルーコホシュ)も取り上げました。このCaul.も妊娠・出産時に大活躍するレメディの一つです。