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2018年6月授業報告(1年生~初級コース)

6月2日(土)3日(日)

今月は「先月初回授業全般の復習」「オルガノン学習§6~8」「ホメオパシー哲学/類似の法則」「ホメオパシー基本概念/アフィニティー・モダリティ―」「今月のレメディ学習(Nux-v.Ars.Bry.Rhus-t.)」「簡単古典的ケースを材料にしたレメディ学習」を学びました。(画像は、Nux-v.)

 

「ホメオパシー哲学/類似の法則」

『類似の法則』を理解する道筋は、いくつかあります。今回だけでなく、今後も繰り返し学ぶことになります。

『類似の法則』は、自然法則ですから、なぜそうなのか?という説明はできません。
この世を観察した結果、分かって来た自然界(人間も含めて)の性質です。
ただ、万有引力の法則と同じようにどのような法則なのか?を説明することはできます。

授業では、今の段階で、皆さんはどのような法則だと理解されていますか? という問いかけから始めました。

今回は、他の療法との比較をしながら、理解を深めて行きました。このアプローチの仕方は、ホメオパシーの創始者ハーネマンが、『オルガノン』の中で、丁寧に解説している方法と同じです。

そもそも、病んだ人と療法との関係は、3つあります。

1.類似した関係(ホメオパシー・類似療法)
2.逆の関係(アンティパシー・逆療法)
3.異なる関係(アロパシー・異種療法)

この3つを比較することで、ホメオパシーとアンティパシーそれぞれの特性と欠点を明らかにして行きました。比較しながら順番に理解を進めて行くことで、ホメオパシーというものには、副作用というものが起きにくいこと、一方、アンティパシーをしようとすると必ず副作用が起きてしまうこと等が、分かって来ます。
ハーネマンが200年ほど前に指摘した問題は、今もなお、現代医療の課題としてそのまま残ったままですが、不思議なことに、ほとんどの人は気が付いていません。