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2018年8月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)
8月4日(土)5日(日)
今月は「先月のレメディの復習(Aeth.Agar.)」「メソドロジー」「今月のレメディ学習(Hell.Fl-ac.)」「古典ケースを通じてレメディの理解を深める」「ケース学習(特徴のないケースへの取り組み方)」を学びました。(画像は、Hell.)
「古典ケースを通じてレメディの理解を深める」
レメディの中には、レメディ像が描きやすいものとなかなか描きにくいものがあります。レメディ像が描きやすいものは、実践でも使いやすいものです。でも、描きにくいものは、いつまで経っても使えないままになりがちで、ホメオパスにとって苦手レメディのまま、記憶から次第に消えて行ったりします。
有用だけれども、レメディ像が描きにくいレメディをどうして自分のものにしてゆくか?・・・は、すべてのホメオパスの願いではないかと思います。
そのための一つの方法は、なるべく多くの古典ケース(巨匠たちの実践経験)に触れておくことです。その経験を積んでおくと、実践の場で、使えるレメディになるものです。
先月は「Zinc.(亜鉛)」を、そして今月は「Nat-s.(硫酸ナトリウム)」を取り上げました。Nat-s.は、古くから、様々なシーンで活用されてきた大レメディの一つですが、現代では、充分に使われないままになっていると思われます。頭部外傷以来の不調、喘息的症状、肝臓の問題、重い鬱的症状、などに古くから活用されてきた優れものです。
全部で、10ケース近くの古典ケースをつぶさに読み込んで行くと、次第に「Nat-s.」を貫いているものが感じられるようになって行きます。
ホメオパシーは波動療法ですから、この全体を貫く「質的」なものを身に付けておくことが、何よりも大切ではないかと思います。
今後も、続けて行きたいと考えています。