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2018年8月授業報告(2年生~中級コース)
8月18日(土)19日(日)
今月は「先月のレメディの復習」「オルガノンに沿ってのセッション実習」「レメディ学習(Coff.Iod.Naja.)」「ケース学習」を学びました。(画像は、Coff.)
「オルガノンに沿ってのセッション実習」
ハーネマンは、『オルガノン』で、急性病と慢性病をきちんと分けて対処しなければならないと考えました。そして、急性病は、その症状がハッキリしているので「症状の全体像」がわかりやすいが、慢性病はわかりにくい。だから、慢性病に対しては、綿密にケースを取ることが重要だと述べています。その具体的な方法がオルガノン§83~99に書かれています。この単元は先月学んでいますので、今月はそれを元にセッション実習しました。
まずは、お手本を見せて欲しいということでしたので、講師2人がしてみました。少し高度になってしまいましたが、参考にはなったと思います。
その後、生徒さん同士で2人1組になり、お互いの現在抱えている問題(症状など)の「全体像」を聞いて行きました。
特に強い主訴がない者同士でのセッション実習でしたから、難しかったと思いますが、オルガノンを念頭に置いて、聞いてみるという経験が出来たことは有意義だったと思います。
通信生同士でもスカイプを通じての実習が出来たことも良かったです。
実習を通じての副産物として、生徒さん同士、お互いをよりよく知る機会にもなったと思います。引き続いての授業は、いつもに増して、盛り上がったように感じました。
セッションは、慣れるしかありません。
今後もいろんな切り口から、セッション実習を定期的に続けて行きます。
(参考)オルガノン§83・84抜粋要約
§83 症例を”個別化”したものとして捉えるためには・・・
A)偏見を持たないこと。
B)健全な分別を持つこと。
C)症状像を注意深く観察すること。
D)忠実に記録すること。
§84 セッションでの心構え:
A)感覚器官を総動員して、
B)クライアントに起こった変化と異常を
C)クライアントと同じ表現で、
D)全てを、
E)正確に記録する。
F)自分は黙ったままで、クライアントと家族に話をさせる。
G)話をさえぎってはならない。