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2018年8月授業報告(1年生~初級コース)

8月25日(土)26日(日)

今月は「先月のレメディ復習(Calc.Puls.Phos.)」「オルガノン学習(§30~45)」「ホメオパシー基本原理~罹病性(感受性)等」「レメディ学習(Sulph.Lyc.Sil.)」を学びました。(画像は、Lyc.~ヒカゲノカズラ)
「ホメオパシー基本原理~罹病性(感受性)」

今月は、ホメオパシーで、最も大切な概念である「罹病性(感受性)」について、皆で一緒に考えて行きました。

例えば、一般にインフルエンザの原因はウイルスだと言われていますが、本当でしょうか? それが流行しても、全員が罹るとは限りません。これをどう説明したら良いのでしょうか?

ホメオパシーでは、インフルエンザの原因はウイルスとは考えません。
インフルエンザによく罹る人は、インフルエンザへの罹病性(罹りやすさ)が高いと考えます。逆に、周りに流行していてもあまり罹らない方は、インフルエンザへの罹病性が低いと考えます。

ホメオパシー療法の目的は、類似療法を通じて、その人の罹病性(感受性)を減らしてゆくことです。健康になるということは、罹病性を低くしてゆくことです。

ホメオパシー的健康観では、病の原因はウイルスなどの外部(環境)にあるのではなく、自分の内面にあるもの(罹病性)と考えます。外部にあるものは、病に導く誘因や要因ですが、原因ではありません。病の真の原因は、自分の内面にあります。
自分が強くなれば、外部から何が来ても平気でいられます。それが、ホメオパシーが目指している健康です。

この基本概念を身近なものにして理解できるようにグループ学習をしました。2人1組になって、お互いに敏感に感じやすいものについて、確認をし合うというワークです。
当たり前のことですが、それぞれに敏感なものが、皆違うことが理解できたようです。

ホメオパシーの個人セッションでは、皆さん個々に異なる罹病性(感受性)を明らかにすることが目的になります。