今月の活動
『Adamas.ダイヤモンド由来のレメディ』
こんにちは、CHK荻野千恵美です。
私が還暦を迎えた年に生まれた初孫は、この春、小学生になりました。
幸い今年は、桜の開花が遅かったおかげで、満開の花の下で、入学式ができました。
私は、硬い枝先から柔らかな花びらが突然あふれ出し
花の季節が始まる4月~6月が一番好きです。
桜の次は、ツツジ、ハナミズキ、タンポポ、菜の花、藤と続きます。
桜が終わるとすぐに、ツツジが白や薄ピンクまたは濃いピンクの花を咲かせます。
タンポポは、人に踏みつけられるような場所でも、黄色い花を、元気に咲かせています。
そして、5月の連休過ぎからは、街路のハナミズキが次々と様々な色の花をつけます。
自分では育てることができないのですが、我家から駅に向かう途中には、
見事なバラを咲かせている家が多くて、とても楽しいです。
どれくらいの年月育てたら、このように美しく育てられるのだろう?
育てている人は、どんな言葉をかけているのかな?
道行く私たちを楽しませてくださる園芸好きの方々には、ただ感謝です。
6月に入ると、アジサイが咲き始めました。
アジサイは、丈夫な花なので、大切に育てられているものも多いですが、
雑草として、ほったらかしにされても毎年元気に咲くものも多いと聞きます。
先日、近くの商店街を歩いていたら、たくさんのアジサイが並んでいました。
「お好きな方は、ご自由にお持ちください。」とあり、迷わずいただきました。
湿気や雨の日が苦にならない私にとっては、アジサイが咲く6月は、
厳しい暑さの前のつかの間の季節。
“June Bride”「6月の花嫁」という言葉は、
梅雨のないヨーロッパから、やってきました。
この習慣は、ローマ神話が由来で、結婚の女神ユノが、
6月を守護していることから来ているそうです。
ヨーロッパでは、6月に結婚した花嫁は生涯幸せに暮らせると言われてきました。
娘も、つい先日、“June Bride”にあこがれた、友人の結婚式に招かれ出席しました。
今月は、“June Bride”にちなみ、結婚指輪に使われる、
ダイヤモンドのレメディをご紹介したいと思います。
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『Adamas.ダイヤモンド由来のレメディ』
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先日、専門コースの4年生の授業でこのレメディを担当しました。
原料はダイヤモンドです。
尊敬するジェレミー・シェア先生が、
ダイナミススクール(ジェレミー先生が運営する国際水準のホメオパシー
の大学院みたいな学校)の生徒たちとプルービングし、誕生させたレメディ
の一つです。
ホメオパシーの創始者ハーネマンは、当時の特効薬でもあった
薬草や鉱物などを中心にプルビングをしていきました。
ハーネマンより200年後に生まれたジェレミー先生は、
現代社会の複雑な人間模様を反映したようなものを、多くプルービングしています。
ダイヤモンドは、その中の1つです。
Adamas.を勉強するときは、いつも、ダイヤモンドについて感じていることを
生徒さんたちに言ってってもらうところから始めます。
ホメオパシーを学ぶ人は、ほとんどが女性なので、毎回、話が盛り上がります。
まずは宝飾品としての美しいダイヤの画像を見ていただきます。
その後、原石である金剛石の画像。
https://www.tsuguco.com/items/84679571
最後に、「デビアス社」の物語。
https://beprice.jp/blog/about-debeers/
かつてダイヤの原石が大量に発掘されるようになり
値崩れが起きかけたときがありました。
そこで登場したのが、デビアス社です。
彼らは、採掘量から出荷量までコントロールし、
価格や売り上げを維持できる仕組みをつくりました。
「ダイヤモンドは永遠の輝き」は、商業的にもっとも成功した
キャッチコピーだそうです。
巧みなマーケティング戦略で、
世界中の女性にうっとりするような幻想を持たせるビジネスモデル。
ほんとうに驚いてしまいます。
これらのダイヤモンドにまつわる情報から、このレメディにふさわしい人は
どんな人かをみんなでイメージして行きます。(簡易プルービング)
その上で、マーフィーMurphyのマテリアメディカを読んでいきました。
まずは、Adamas.の人に起きやすい病気について・・・特に精神症状を丁寧に
読んでいきました。
そして「ざっくり、どう病んだ人かしら?」について話し合ってみました。
それらを、ホワイトボードに書いていくと、
どこかで、すでに勉強したようなレメディ像に似た感じが、出てきました。
あのレメディに似ているね。そういえば、あのレメディにも、似たところがあったよね。
ジェレミー先生が、既存のレメディではカバーできない人のために、
誕生させたレメディですから、当然なのかもしれません。
過去に学んだレメディの復習ができて、楽しかったです。
特に黒鉛(鉛筆)由来のレメディGraph.グラファイトとは、似た症状が
たくさんあります。
優柔不断。自己価値への疑問。皮膚症状。音楽に敏感で涙もろい。
鉛筆の芯の原料の黒鉛と、キラキラと美しく輝くダイヤは似ても似つかない姿ですが、
炭素元素の分子構造はそっくりです。
Sil.シリカ(水晶)やBar-c.炭酸バリウム(毒重石)とも多くの共通点があります。
Sil.とBar-c.の特徴は、頑固で、融通が利かない。
寒がりで、風邪をひきやすい。
自信がなく、人に見られることに敏感。
原石の画像を比べるとこちらもそっくりです。
Sil. 水晶 https://malulani.info/column/stone-dictionary/4828.html
Bar-c. 毒重石 https://meostone.iza-yoi.net/carbonate/witherite01.html
Adams. 金剛石 https://www.tsuguco.com/items/84679571
Sep.(コウイカ) Puls.(ウインドフラワー) Cimic.(ブラックコフォシュ)にも
似たところを見つけました。女性に関係の深いレメディ達です。
Adam.は、皮膚とホルモンに影響を受けやすいレメディでもあります。
似たレメディとAdam.を比較することで、
このレメディの特徴は、浮き彫りになってゆきました。
ダイヤモンドは、宝飾店の主人公です。
若い男女が婚約指輪を買い求めに行った時、
彼らは、美しいガラスケースに並ぶ光り輝くダイヤモンドに目を奪われます。
そのときだれも土台のプラチナには目もくれません。
でも、本当に価値が高いのは、プラチナなのです。
採掘量が非常に少ない貴金属で、
宝飾品以外にも工業製品としても多くの需要があります。
ダイヤモンドに加工される前の金剛石は、硬く油じみた姿をしています。
金剛石は、採掘量の多い鉱山が見つかって以降、本当は希少価値もあまりありません。
でも、デビアス社のビジネスモデルの成功により、
価値あるものとして宝飾店の主役としてまつり上げられました。
こういったダイヤの側面が、Adamasを必要とする人の精神症状に反映しています。
自己価値感の低さ。
能力が高いとはいえないのに、姿は美しく輝き、富や権力のある家族の一員だったり、
奥さんだったりして、高い評価をうけている。
身分や経済的には恵まれているけれど、内面では自信無く辛抱しているような人。
最後にダイナミススクールで、
ジェレミー先生からシェアしていただいたケースを2つご紹介しました。
1つはひどい咳に悩む少年のケース。
様々なレメディを使ってきたけれど、治らなくて、学校にも行けない。
花粉の時期には、くしゃみや鼻水ではなく、咳をします。
何時間も止まらないような咳。
彼を見ていると花粉の時期がわかるほどです。
喉の痛みであれ、風邪であれ、必ず咳になって、それが、ずっと続く。
承認を欲しがり、大丈夫だといって、いつも安心させてもらいたい子。
自分に自信がないので、自分のことを他人に気にしてもらいたいそうです。
ジャガイモ、パスタが大好き。
Adam.やGraph.など炭素由来のレメディの人は、パスタ好きが多いそうです。
Adam.は代表的な「咳のレメディ」の1つでもあります。
ダイヤモンド鉱夫の肺の症状。チリに弱い、咳をする人のレメディ。
この少年は、Adam.で素早い回復ができました。
ビデオケースだったので、元気になって生き生きしている姿も見せていただき、
感激しました。
もう一つのケースは、顔に赤い炎症の斑点がある女性。
顔に紙袋をかぶせたくなるそうです。
生理は常に不順。生理の前は気分が暗くなり、落ち込み、ただ座って、涙が出る。
暗闇や雲に覆われている気分で、外に出ることができない。
怒りと、無気力。
子供たちと夫から逃げて、一人で静かにしていたくなる。
怒りは夫に向けられる。
夫は、成功した医師。友達も多く、おしゃべりで、光り輝くような人。
彼と知り合ったとき、自分がつまらない人間だとわかり、
彼といることが一番大事だと思うようになった。
大学にはいかず、専門学校にして、彼と暮らし始めた。
自信がなく、方向感覚もないので、どこに行ったらよいかがわからない。
私は十字路に立っている。
この女性も、Adam.で心身ともに元気になり、
人生が良い方向に展開していったそうです。
このレメディは、女性なら、気になるレメディだと思います。
私は、このブログには、かつて2回Adam.について投稿していますので、
ご興味ある方にご紹介させて頂きますね。ご参考までに。
2014年(5期生)https://ameblo.jp/sunny-garden/entry-11920044313.html
2017年(7期生)https://ameblo.jp/sunny-garden/entry-12329966583.html