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2015年4月授業(2年生)
4月11日(土)・12日(日) ステップアップコースの2年目「中級コース」のオリエンテーションから始めました。 生徒さん主体に授業を進めて行く基本姿勢は変わりませんが、レメディ学習の方法もステップアップします。ケース学習も、1年次に学んだレメディの理解を深められるような形に変わります。そして、中級コースでは、特に、マヤズムの基本を学び始めます。 オリエンテーションを踏まえた上で、今月の授業は・・・ 「レメディ学習」「周期律からの理解」「オルガノン学習」「ケース学習」をしました。
◎レメディ学習 Stram.Hyos.とKali-c.の3つのレメディを学びました。
・Stram.はナス科の代表レメディで、恐怖と暴力と痙攣のレメディと称されています。 ヨーロッパなどでは、戦争体験をした子供のPTSDに適用されて来た著名なレメディでもあります。 今回は皆さんが経験したことがある「恐怖」について考えたり、花や種子の写真を見てイメージを立ち上げて行きました。何度も繰り返し見た戦争の夢や、北海道でヒグマ地帯を自転車で走った恐怖体験など出してもらって、恐怖とは何か?について様々考えて行きました。Stram.の原材料の持つ強い特性もレメディの理解への参考になりました。
・Hyos.は、同じナス科ですが、強い嫉妬と疑い深さが、特徴です。
・Kali-c.は、鉱物レメディの中の基本レメディです。 このレメディの本質は、周りを支配コントロールしたい気持ちと同時に強い依存心を持ちます。このレメディを周期律的な面から理解すると、この「支配と依存」の関係が明らかになってきます。 生徒さんのお父さんにも似た方が何人かおられたようで、そうだったのか!それでああだったのか!という声も聞こえて来ました。
◎周期律表からの理解
今月は、「周期律から見た元素レメディについて」の入門の授業もしました。 2年次の1年間をかけて、周期律的理解を深めて行きます。鉱物レメディを理解するためにこの考え方を活用するのが、現代ホメオパシーでの世界スタンダードです。
◎オルガノン学習
今月の単元は§30~34の部分です。 レメディは自然の病より強い、そして何よりも自然の病との類似が大事だというところです。この単元では、ハーネマンが実践したようにレメディによって流行病の予防ができることも記されています。みなさん、とても興味をもたれたようで色々な質問が出ました。
◎ケース学習
2年次では、古典的なケースからもレメディの理解を促して行きます。 古典的なケースを読んで、1年次に学んだ2つのレメディの理解を深めて行きました。 みなさん、全体像的な見方も出来るようになっていることが分かりました。そして、レパートリーを引いて的確なレメディを選べるところまで来ていました。素晴らしいと思いました。これは初めての試みでしたが、とても楽しい授業になったと思います。講師も楽しんでしまいました。これからもこの調子でやって行きたいと思います。