よくあるご質問

ホメオパシークラシカル(専門)コースの特徴って何ですか?

まず、クラシカルホメオパシー京都の最大の特徴は、患者が立ち上げたものだということです。それが設立理念の一つになっています。

クラシカルホメオパシー京都(CHK)設立にあたり、僕らが一番重点を置いて考えたのは、自分たちがそこで学んでみたいと思えるような学びの場を作ることでした。

2024年度には、開講17周年を迎えました。

10年前の2014年度から、カリキュラムと授業料体系を大幅に見直しました。

カリキュラムにつきましても講義の構成や進め方も、2014年度以降大幅に変わりましたが、ホメオパシーの原典『オルガノン』を基本にしていることなど講義の基本姿勢はかわりません。

2014年度以前に比べると各学年ごとの習得目標が明確になりました。また同時に、英文が含まれる教材については、英日対訳教材の比率を徐々に増やしています。英語が苦手な方、ホメオパシーの超初心者にも、より学びやすく、よりなじみやすいように配慮しています。

 

クラシカル(専門)コースの特徴をまとめますとそれは5つあります。

  1. 順次、講義レベルが上がって行きますので、自然に理解が深まります。
  2. 一時的に休学しても復学しやすくなりました。
  3. クラシカル(専門)コースを4年間受講することで、ホメオパシーの実践力が高まります。
  4. 英文教材は、「英日対訳」にしていますので、英語が苦手な方、ホメオパシー超初心者にもなじみやすくなっています。
  5. 少人数クラスなのでケース指導(スーパーバイズ制度)など個別指導が充実しています。

詳細は、「クラシカル(専門)コース」欄をご覧ください。

CHKでは、ホメオパス認定制度は、どうなっているのでしょうか?

現在の日本のホメオパシー教育においては、まだ、国としてホメオパシーそのものが認められていません。また統一的なホメオパシーの協会も存在していません。
現時点では日本の実情に即した実力を伴うホメオパスはまだまだ多くはないのが、実態ではないかと考えています。

現状では、海外に出向いて、現地で一定の講義を修了して資格を取得するか、現在国内で専門家養成を目的とする各学校で、独自の認定基準を設けていたり、海外資格を取得できるような提携をしているところもあります。しかし、世界標準レベル且つ日本の現状に即した認定基準が統一的に運営される時期が来るまでに、まだ、時間は掛かるだろうと思われます。

CHKでは、その時期が来るまでの間、CHK独自の基準を設けて運営しています。その判断基準は・・・

  1. ホメオパシーの基本原理(主にオルガノンについて)を理解し、実践に応用出来ているか?
  2. およそ75~100前後の主要レメディについて、その全体像を理解できているか?
  3. 実際のケースにおいて、基本に基づき、応用する力があるのか?
  4. 悩みを持つクライアントさん個々人を、かけがえのない固有の人格であると認め、その人を丸ごと受けとめられる力量が備わっているか?
  5. 基本知識としての一般的な健康・医療情報に通じているか?

これらを確認した上で、CHK卒業認定レベルと認めています。将来、きちんとした協会が作るであろう基準を目指した内容だと自負しています。同時にそういう協会設立に向けて、CHKとしても積極的に行動してゆく予定です。

CHKで、最重点を置いているのは、実際に卒業されてから、ホメオパスとしての実力がついていて、社会的に信用され、必要とされる存在になれるかどうかだと思います。

入学案内の資料などはありますか?

はい。ございます。
ホメオパシー専門コースお問い合わせ・入学案内資料請求フォームよりご請求ください。
フォームよりうまく送信できない場合は、CHK事務局まで直接ご請求ください。
ご請求後、1週間以内に届かない場合は恐れ入りますが、ご連絡いただけますと助かります。

ホメオパシークラシカル(専門)コースの4年間の授業だけで、専門家になれるのでしょうか?

ホメオパシーの習得に限らず、高い専門的な力を持つためには多くの時間を必要とするものです。

当校CHKでは「ホメオパシーの基礎固め」に最も力を注ぎます。ホメオパシーを実践出来るようになるためには、基本の習熟が出来ているかどうかが(基盤作り)がとても大切であると考えています。基盤さえ出来ていれば、あとは経験を積んで行くことで、確実にプロのセラピストとして活躍出来るようになります。

ホメオパシーの学習は、当校での授業はもちろんですが、自宅学習も非常に重要になってきます。

毎月の講義を徹底して復習し、各年度の夏・春に提出して頂く「課題」を自分のものにして頂ければ充分な力がつきます。

卒業後には各々で実践することになりますが、どうしても解決が難しい場合には、卒業生が課題を持ち寄り、学びを深めていける場を設けています。(野村主任講師主催の「ホメオパシー適塾」)

それ以外に、スーパーバイズ制度などを活用して個々に講師にご相談して頂くこともできます。

また、生徒間でのグループ学習をしっかりサポートします(場所の提供やご案内、教材の提案、アドバイス等)。
一人ではなかなか出来ない課題などについて仲間同士で切磋琢磨することで、CHKで学んだことを確実にし、ホメオパシーを自分のものにしていって下さい。

英語が苦手ですが、ホメオパシークラシカル(専門)コースの勉強についていけるでしょうか?

日本には、英語が苦手でもホメオパシーの勉強をしておられる方がとても多くおられます。

CHKでは、2017年度以降からは、英語教材の場合はすべて英語×日本語対訳資料になります。

また外国人講師による国際セミナーでは、必ず通訳がつきます。

依然としてホメオパシーの文献は英語のものが多いのも事実です。

実際の授業や自主勉強では、最初のうちは電子辞書を頻繁に使うことになりますが、使い方を丁寧に指導していきますので、次第に慣れてくると思います。

CHKでは、英語によるストレスができるだけ少ない環境のなかでホメオパシーを学んでいただけるよう工夫しており、徐々に英日対訳及び日本語訳教材が揃えてきました。
誰でもが、気軽にホメオパシーを学びやすい環境下で学べるように充実しています。
その一例を下記でご紹介しています。

CHKオリジナルテキストの紹介

医療関係の経験が全くありませんが、講義についていけますか?

医師や看護師・薬剤師の方も何人かはおられますが、学んでおられる方の中には、そういうこととは無関係の主婦や会社員の方が多くおられます。
解剖・生理・病理症候学の講義も、誰にも理解しやすいようにスライドなどを多用しながら懇切丁寧に進めて行きます。

講義を休んだ場合の補講などはありますか?

講義を録画した授業動画(一定の視聴期限は設けています) と授業資料をいつでも視聴出来ます。

ご不明な点がありましたら、授業担当講師に質問して頂けます。

ご安心下さい。

ホメオパシークラシカル(専門)コースを学ぶにあたり、書籍の他に必要な物はありますか?

〇電子辞書が必要になります。「リーダーズ英和辞典」搭載のものを出来れば購入して下さい。

〇学年が進むにつれて、参考書籍をご紹介します。

〇3年次以降は、ご希望に応じて、コンピュータレパートリーをご案内させて頂きます。

 

学費の分割支払いは可能ですか?

授業料の分割制度を準備しております。

基本的には2回~4回分割が可能です。ご事情に応じてご相談に応じています。
詳細については個別にCHK事務局までお問い合わせ下さい。

ホメオパシークラシカル(専門)コースを卒業して個人でホメオパシーの仕事は出来るようになるのでしょうか?

当校は、卒業後にホメオパシーの専門家として活躍できるホメオパスを育成することを重要な目標の一つにしており、その観点からカリキュラムを組んでいます。

卒業後に実際にホメオパスとして、クライアントから個人セッションの依頼を受けるには、基本的な勉強を終えた上で、実践的なトレーニングの経験が必要不可欠です。

CHKでは、3年次以降に「スーパーバイズ制度」を用意しています。
問診からレメディの決定、そしてケース全体のマネージメントに至るまで、担当講師が、一人ひとりについて最低6件(フォローアップは各2回まで)以上の本格的なトレーニングをします。

これを経験することで、無理なく自立して頂けると考えています。
どんなに素晴らしい講義を多く聴講したとしても、スーパーバイズを受けることなくホメオパスになることは、まず不可能だと思われます。
※スーパーバイズ制度を、7件以上をご希望の方には、卒業後も必要に応じてお申し込み頂くことが出来ます。

 

また、卒業後も

難しいケースの持ち寄り相談会(ホメオパシー適塾)へのご参加

ホメオパシーセルフケアコース(6回)への随時参加、

など、活用している卒業生も増えてきました。

 

ホメオパスとして個人セッションを主体に活動したい方。
講師としてホメオパシーを広めながら、ご自分のペースで仕事を進めたい方。
いずれの場合もご卒業された方は、ご希望に応じて、弊HPにてご紹介させて頂きます。

卒業生に限らず、ご希望があれば在校生も含めて皆さんの活動を当校のHPでもサポートさせて頂きます。

(CHKの卒業生として活動内容やご連絡先やHP・ブログのご紹介などしています。)

卒業後は、セミナーなどに参加して、勉強を続けることは出来ますか?

ホメオパスの活動を続けてゆくには、常に勉強が必要ですので、卒業後のセミナーなどへの参加機会など、様々な勉強の機会を提供して行きます。

 

1.ホメオパシー適塾

CHK卒業レベル以上の方が対象です。ホメオパスとして活動して行く中で、どうしても乗り越えられないケースがある場合には、「ホメオパシー適塾」に参加して、ご相談して頂けます。

 

2.国際レベルの講師による「CHK国際セミナー」毎年開催予定

学校設立以来、2009年~2024年までの毎秋、海外からホメオパシーの専門講師を特別講師として迎えました。今後も継続する予定です。過去の招聘講師とテーマなど詳細は、「国際セミナー」欄をご覧下さい。

 

3.国内外ホメオパシー関連セミナーのご案内

また一方で、国内外で実施される海外のホメオパシー専門セミナーなどへの参加は、CHKでの講義の最初の2年間分を理解できていれば、どこに参加されてもほぼ理解できると考えています。
皆さん個々のレベルに応じたセミナーのご案内は、適宜させて頂きますので、いつでもお尋ね下さい。

 

4.スーパーバイズ制度の継続

CHKを卒業されてからも、個々のケースに迷った時は、「スーパーバイズ制度」をご利用下さい。

この制度の利用料金は、在学生と同じ条件でお受けさせて頂きます。卒業条件の6件を越えて、7件目からは、自立支援料金になります。1件(2回分のフォローアップまで)あたり1万円です。

 

5.ホメオパシーセルフケアコース(6回)への聴講制度

ホメオパシーセルフケアコースについては、卒業生も在校生も自由に参加可能です。適宜勉強されてご自身の講師力アップに役立てて下さい。Zoom参加も可能です。

 

6.卒業生及び生徒さん同士の勉強会支援

生徒さん同士の横の繋がり(勉強会や情報交換)は、卒業後活動してゆく上で、とても大切なものです。
CHKはそういう活動に対して、積極的に応援して行きます。

CHKを卒業したら、関連商品を特別価格で、購入できますか?

はい。出来ます。

すでに現在、CHK事務局から、関連商品を手軽に購入できるようになっています。

また、卒業された方個々人が直接国内外などから関連商品を入手する方法を指導させて頂きますので、ご卒業後も、安心して個人活動が出来ると思います。

京都までの通学が難しいのですが、ホメオパシー専門コースの通信コースはありませんか?

4年間学べるクラシカル(専門)通信コースがあります。

リアルタイムで、Zoom受講出来るコース。後日、都合の良い時に授業録画を視聴するコース。など、ご要望に応じていろいろ選んで頂けます。

ただし、年間授業10~11回の講義のうち、2回以上は通学コースに参加されることをお勧めします。

また、通信専門コースでは、物足りないと考える方のために、随時、通学専門コースへの編入ができるようになりました。

遠方なので京都に宿泊したいと思いますが、宿泊施設の紹介はしてもらえますか?

斡旋は難しいですが、宿泊施設のご紹介や、当校で知っている宿の予約はできます。お気軽にご相談ください。

講義会場は、京都駅から便利な四条烏丸近くの四条教室です。
ここは宿泊場所の選択肢が多く、四条烏丸、烏丸御池、京阪三条駅、山科駅をはじめとして、地下鉄烏丸線だけでなく、東西線沿線の宿も利用できます。

自分に合ったホメオパスはどのように見つけたら良いのでしょうか?

しばしばお問い合わせ頂く内容ですが、お答えするのが難しいご質問です。

 

私たちが、まずお勧めしたいことは、いきなりホメオパスに個人相談をする前に、ホメオパシーについて、充分なご理解をして頂くということです。
ホメオパシーの理解はさほど難しいものではありませんが、これまでの既存の考え方の範囲では、分かりにくいものだからです。

 

ホメオパシーのレメディをサプリメントなどと勘違いされておられる方がとても多いのですが、これらとはまったく別のものです。
また、レメディは非常に安全性の高いものですが、「使い方によっては」という前提がつきますので、充分にご注意下さい。

 

ホメオパシーへの理解のためには、私たちが定期的に開催している「はじめてのホメオパシー」のような初心者向けの講座などを受講してみるのも良いですし、いくつか入門書を読んでみるのもお勧めです。
その際、一人だけの著者・一箇所だけでのセミナーではなく、いくつか経験することが偏った理解に陥らない方法だと思います。

 

また、ホメオパシーは対症療法ではありません。「頭痛にはこのレメディ」「下痢にはこのレメディ」などというような便利な自然由来のお薬ではありません。
出来るだけ「その人全体」をみて、「その方本来の健康な状態」に戻ることをサポートする健康療法です。
ホメオパスがする唯一のことは、ご本人の自立的な健康回復のサポート役に徹することです。

 

これらの点がご理解頂けたら、後は相性の問題になるでしょう。

クラシカルホメオパシーとプラクティカルホメオパシーは、何がどう違うのですか?

ホメオパシーは、創始者サミュエル=ハーネマン(1755-1843)が確立した時から現在にいたるまで「ホメオパシー」であり、あえて「クラシカル」という名を冠する必要は本来ありません。

 

事実、世界の一流と言われる著名なホメオパス達が、例外なく、今もなおハーネマンの提唱したホメオパシー(クラシカル)に忠実であり続けています。つまり、その人にマッチした「たった一つのレメディ」を選ぶことに全身全霊を傾けています。また、例年実施されているホメオパシーの世界レベルの学会「LIGA」は、今も尚クラシカル主体のものです。

 

しかし、一般には「クラシカル」と「プラクティカル」というホメオパシーの「流派」が2つあることになっています。

 

あえて、この2つのホメオパシーに相違点を言うなら、レメディーを「一度に必要最小限、単一処方(クラシカル)」するか「一度に多種同時処方(プラクティカル)」するかになります。

 

ただ、現在、英国で実施されているプラクティカルの中には、かなりシステマティックに体系化されたものもあります。(日本では非常に少ないのですが・・)

その方法は、根本体質的処方をする以前に、一定の時間を掛けて、よりその体質レメディの反応を高めるための準備段階を持とうとするものです。

その準備段階とは、おもに2つあり、ひとつが「デトックス」、もうひとつが「臓器サポート」です。これらをひとつひとつ段階を経て進めて行く方法です。

 

また、クラシカルを批判する人の中には、「クラシカルはたった1つだけのレメディを提案し、後はただじっと待つだけ」などと表現されておられるようですが、クラシカルホメオパシーでもレメディを数種類使うことは、かなり多いものです。「一度に一種類を最小頻度で(シングルレメディミニマムドーズ)」の原則に基づいて順序立てて使います。

 

 

さて、ホメオパシーの創始者ハーネマンの見解はどうだったのでしょうか?

 

ハーネマンが最晩年に書き上げた主要著作「オルガノン第六版」(1842年執筆)の後半で、彼はレメディーの複数投与を「そもそも不必要であり、絶対に許されないこと」と明確に禁止しています。(§273、§274)

また、類似性が高くても高ポーテンシーのレメディーを多く投与しすぎると回復が難しい状態にしかねないと警告しています。(§275、§276)

 

CHKでは、ハーネマンが創設したホメオパシー(クラシカル)を忠実に伝えていきたい。その方がクライアントさんの健康回復にとって、より安全で、着実、且つ優しいものだと考えるからです。