レメディの使い方ABC
ホメオパシーとは何か1
2007-10-4
はじめまして、CHKの荻野千恵美です。
ホメオパシーの醍醐味は、なんといっても、ホメオパスとともに、ご自分のレメデイを探す旅にでることです。
しかし、それだけではありません。
風邪や、怪我、突然の出来事など、どのような人にも、同じように起こる症状に対するアプローチというのもあります。
CHKでは、ご自分や、家族のために日常おこりがちなトラブルに対するケアの仕方を学ぶSCC(セルフケア・コース)というのもご用意しております。
こちらの会場まで、足を運んでいただける方には、是非、受講していただきたいすばらしい講座です。
でも、遠方であったり、お忙しかったりして、それができない方もたくさんいらっしゃいますね。
この「レメディの使い方ABC」では、そういった方のために、セルフケアコースSCC6回コースの内容を、少しずつご紹介していきたいと思っています。
レメデイも、42個登場します。この講座の目標は、自分と家族のために使いこなせるようになることです。(エインズワース42種キットやヘリオス36種キットに対応しています。)
月に2回のペースで更新していく予定です。
これから、長いお付き合いになりそうですが、どうかよろしくお付き合いくださいね。
では、まずは、第1回目から始めますね。
ホメオパシーとは何か2
2007-10-18
皆様、こんにちは。CHK荻野千恵美です。
11月から、京都でのセルフケアコース(SCC)が始まります。
先日、その会場となる京都教育文化センターに行きました。
京阪丸太町駅で降り、5番出口から地上に上がり、
東山に向かって4分ほど歩いたところにあります。
途中、おいしいお漬物屋さんがあります。私は、そこで3種類のお漬物を、買いました。
家族には、「きざみしば漬け」が好評でした。
帰りには、少し離れていますが、東一条の日仏会館のレストラン「ル・カフェ」でランチをしました。
日仏会館は、昭和初期、関西財界人達の寄付と駐日仏大使の情熱でできた歴史的建造物です。
かつては、音楽会、朗読会、講演会ともなると、学者や学生だけでなく、京阪神の名士や、英米、独仏、ロシア人達でにぎわう国際色豊かな場であったそうです。
さすがに、レトロで素敵な雰囲気です。
レストラン「ル・カフェ」では、にこりともしない堅物そうなシェフが料理をひとりで担当。
数名の学生アルバイトらしき女の子が、給仕をしています。
サービスはどことなくぎこちないのですが、味は一流。そして、値段は学食並です。
食事のあと、広い芝生のお庭に降りると、京大の時計台が見えました。
しっとりと落ち着いた雰囲気の中に身を置くこと。
ホメオパシーを学ぶとき、結構大切なことかも知れない。
しみじみ、そんなことを感じる1日となりました。
さて、11月からのセルフケアコース(SCC)まだ、定員まで、空席がございます。
是非、振るってご参加くださいね。
では、始めましょう。
ホメオパシーとは何か3
2007-11-4
こんにちは。荻野千恵美です。
CHKでは、10月に超初心者向け入門セミナーを京都と大阪で行いました。
京都での会場、京都教育文化センターについては、前回ご紹介しましたね。
大阪での会場は、日本文化会館、8Fの文化教室です。
このビルは歴史的建造物とはいえませんが、けっこう由緒ある建物なのです。
東京オリンピックの終わった後すぐの頃に建ったたもので、かれこれ建ってから、40年ほどたつそうです。
8年ほど前に亡くなった、大屋政子さんという、大阪弁の派手なおばあさん、ご存じですか?
よくバラエテイ番組などにも出演していた方ですが、彼女は関西ではとても有名な実業家の奥様です。
大屋晋三氏。日本文化会館は、大屋晋三氏を始めとする財界人達によって、大阪の文化向上のために建てられたそうです。
当時の実業家達の嗜みは、「囲碁」。
そういうこともあり、このビルを使っているのは、今でもほとんどが、「関西棋院」の関係の方です。
私たちが使っている8Fの文化教室は、関西の財界の奥様方が、お茶や、お華、刺繍、書道などのおけいこをするために作られたところです。
ですから、東京オリンピックの頃から、ずっと良家の奥様をしてこられたような方々がお華のおけいこに通われている姿も、よくお見かけします。
この部屋からは、土佐堀川をはさんで、中之島中央公会堂が、まるで絵のように美しく見えます。
昔から、「生き馬の目を抜く」と言われた証券会社の立ち並ぶ、大阪の中心地とは思えない静かさです。
CHKでは、大阪での超初心者向け入門セミナー、セルフケアコース、セッションをこちらでやっていく予定です。
自分の内面に向きあっていくホメオパシー。
心の静けさを保つことがとても大切です。
ここは、そういった学びの場として、私たちを優しく受けとめてくれる空間です。
是非、こちらにもいらしてくださいね!
では、始めましょう。
ホメオパシーとは何か4
2007-11-19
こんにちは。CHK 荻野千恵美です。
私たちが、現代医学に限界を感じ、民間療法に興味を持ち始めたのは、主人が発症してから一年近く立った頃でした。
そのきっかけとなったのが、知人から借りた一冊の本でした。
野口晴哉 著 「整体法の基礎」。
この本の中にある「生きてる限り、人は治る。」という言葉に、当時の私は、驚きそして喜びました。
野口は、人を健康にするのは、栄養でも、薬でも、ましてや健康法でもないと言っています。
ただ、「裡(うら)の力」を呼び覚ますことが大切であると繰り返し述べています。
「人の身体を分析すると、鉄、マンガン、銅、水などという、どこにでもある、ありふれた物質からできている。
でも、それらを混ぜ合わせたからといって、人が作れるわけではない。
それらを保つ働きがあるから、人は生きて、人として存在できる。」
この本に出会って、八年後、私はホメオパシーを学ぶようになりました。
そして、ジェームズ・タイラー・ケントの「ホメオパシー医学哲学講義」の中に同じような記述のあるのを知りました。
「細胞は、科学的に分析すると、C、O、H、N と S ですが、生命の本質はそこには発見できません。Cを54パーセント、Oを21パーセント、Nを16パーセント、Hを7パーセントSを2パーセントいっしょに入れて、何ができるというのでしょうか。・・・」
このときも、私は強い衝撃を受けました。そして、飛び上がるほどうれしくなりました。これは、バイタルフォースのことを言っているのでした。
今回は、バイタルフォースについてご紹介いたします。
では、始めましょう。
ホメオパシーとは何か5
2007-12-11
こんにちは。CHK荻野千恵美です。
11月下旬の三連休、国際セミナーに参加するために上京しました。
講師は、英国 The school of Homeopathy の学長をされている Misha Norland先生。
巨匠といわれるホメオパスのお一人です。
5年前にも来日されて、先輩達からその時のセミナーのすばらしさについていろいろ聞いていたので、ずっと楽しみにしていました。
初日は、ラケシスLach.(ブッシュマスター・スネーク)のケース。
10才の可愛い女の子。
丸一日かけて、じっくりケースを味わいました。ルブリックスRubricsを上げ、レパートライズする分析。三界のなかでは彼女は動物的であるといった方面からの分析。
先生の謙虚で、静かなお人柄が立ち上るような、講義でした。
「病に対する私の考えは、違う存在に支配されている。乗り移られている、ということ。これは、人類の始まりにさかのぼるような、現代人には受け入れられない考え方。非科学的。魔女的。」
このような言葉が、私には印象的でした。
これこそが、ホメオパシーが自然界の物質をエネルギー化したレメディというものを使う理由なのだと思いました。
そういえば、インドの先生が「ケースの中に流れる非人間的な歌声。」というようなことをおっしゃっていたような・・・
2日目、3日目は、先生がプルービングProvingされた「ハヤブサ」と「ポジトロニウム」のレメディについて。
プルービングすることになったいきさつから、プルービングに参加された方たちの言葉。
そして、ケース。
ハヤブサは、古代エジプトの壁画にも出てくる鳥。
また、王族たちの狩りのための必須アイテム。
食物連鎖の頂点に君臨する鳥。
高貴さと屈辱。自由と支配。高いところからの鳥瞰的な視野。
とても魅力的な動物を原料とする、素晴らしいレメディでした。
また、ポジトロニウムも、断層撮影装置などに使われているそうですが、これは動物でも、植物でも、鉱物でもない物質。
この世には、普段は存在しない。存在した瞬間爆発してしまうような物質。
このレメディのプルービング情報には、ニューヨークの9.11事件を彷彿するような、最もひどい出来事もあるそうです。
そして、「もっともひどいものこそが、もっとも素晴らしいレメディとなれる。 」
この言葉も感動的でした。
さて、このコラムも5回目となりました。
「レメディの使い方ABC」ということなのですが、レメディの使い方以前の話が続いています。
もう少し、お待ちくださいね。そういった、お話は今回が最後になります。
では、始めましょう。
ABCレメディ
2007-12-26
こんにちは。CHK荻野千恵美です。
今年も、残すところあとわずかになりました。
一年中で、もっとも日照時間の少ない季節。
自然界が活動を休む時期に、人はクリスマスや、年末年始のお祝いなどと、忙しく活動します。
なぜだか、不思議ですねえ。
「CHKクラシカルホメオパシー京都」が、HPの立ち上げとともに活動を開始したのが10月。それから、あっという間の3ヶ月でした。
多くの方々の暖かい応援のお気持ちや、お言葉をたくさんいただきました。
そして、セミナーやセルフケアの講座などにご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
心から、感謝を申し上げます。
そして、どうか来年もよろしくお願いいたします。
皆様にとって、新しい年がすばらしいものでありますように!
さて、それでは始めましょう。
6つの根本体質レメディ
2008-1-10
皆様、あけましておめでとうございます。
CHK 荻野千恵美です。
昨年は、27日に最後の仕事が終わりました。
「やっと、これで今年が終る。」
安堵というか、なにか、すごく自分の深いところからホッとしたのを感じました。
それと同時に、自分の身体が狂っていくようなおかしな感じになっていきました。
こんなに酷い風邪をひいたのは、4年ぶりくらいです。
もう、寝込むような風邪は引かない気がしていたのですが・・・
風邪はクレンジング。
これをうまく経過させ、より健康な自分を作りましょう。
セルフケアでは、野口晴哉(はるちか)氏の「風邪の効用」をご紹介して、症状の意味や効用についてお伝えしていますが・・・
症状というのは、やはり、「辛い。」
それを、また再確認できました。
症状は、身体の危機を知らせるサインですから、耳障り、目障りな不快なものでなくてはなりません。
無理やりにでも、頭で考えるわがままを阻止し、身体の命令をきかせなければなりませんから。
でも、例年通りの簡単なおせちを作ったり、実家に挨拶に出かける程度の最低限のお正月の行事はなんとかこなせました。
年明けの6日には、CHK顧問のミハエラ先生にお会いしました。
初めてお会いしたのが2000年だったので、もうずいぶんのお付き合いになったものだと思いました。
世界中を飛び回る元気いっぱいの女性でしたが、今では、優しいお母さん。
2歳になったばかりの坊やは、聖母子像にでてくるようなかわいらしさです。
来春、先生のオーストリアでのホメオパシーの恩師を日本にお招きするというお話がありました。
どんなセミナーになるのでしょうか?今からとっても楽しみです。
風邪とお正月のお休みでとろけそうになった頭が、やっと少しずつ立ち上がっていくのを感じることができました。
そうだ、今年も、がんばろう!
どんな素敵な方たちと出会うのだろう?
どんな素敵な出来事が私をまっていてくれるのだろう?
風邪で、ゆっくり休養し、しっかり充電できたはず。
長く、静かだったわたしのお正月もやっと終わりました。
どうか、皆様、ことしもよろしくお願いいたします。
皆様にとって、良きことがいっぱいある1年になりますように!
それでは、始めましょう。
カルク・カルブ Calc.
2008-1-27
こんにちは。CHK荻野千恵美です。
1月もあとわずかとなりました。
日ごとに日照時間が長くなっていくのを感じます。
朝は少しずつ早く明るくなり始め、日の暮れるのもだんだん遅くなってきました。
でも、そんな季節に寒さはピークをむかえ、私たちの春を待つ気持ちはいっそう強くなります。
「CHKクラシカルホメオパシー京都」では、この春から「3年制ホメオパス養成コース」を開講いたします。
その入学のための学校説明会を今しているところです。
毎月1回。土日を利用した、1日に6時間を2日間勉強する、パートタイムの学校です。ですから、お仕事をしながら学ぶことも出来ますし、主婦の役割を果たしながら、学べる学校です。
3年間で、ホメオパスとなるための土台をどのように築いていくのか?
具体的に、どんなことを、どのように学ぶのかご説明しています。
ホメオパシーの考え方の基礎となる「オルガノン」やケントの「医学哲学講義」の学び方。
ホメオパスは、クライアントさんを受け容れ、その方に最もマッチしたレメディをご提案しなければなりません。
そういったことができるようになるためのレメディの学習方法。
CHK独自の工夫をこらした教材や資料をお見せしてお話をしていきます。
ご興味のある方は、ぜひご参加くださいね。
それでは、始めましょう。
今回からは、子供のための6つのレメディを1つ1つご紹介していきます。
まずは、赤ちゃんにとっての強い味方。
Calc-cについてご紹介いたします。
サルファー Sulph.
2008-2-14
こんにちは。CHK荻野千恵美です。
きのうは、京都でセルフケアの講座がありました。
天気予報は、雪。
電車が遅れないかちょっと心配になったので、朝少し早めに家をでました。
大阪では、晴れていたのに、地下鉄烏丸線の丸太町駅を下りると、一面雪景色。
せっかくなので、30分近い距離を歩いていくことにしました。
御所の南側を通り越し、鴨川まで出ると川原も真っ白。
正面に見えてくる東山も雪をかぶり、とてもきれいでした。
歩くうち、だんだん雪が激しく降り出し、会場につくころには雪だらけになっていました。
なんだか、子供のころの、雪の降った日の興奮がよみがえるようでした。
講座が終わると午後の空は真っ青に晴れ渡り、大文字山の「大」の文字が白く光って見えました。
参加者の中には、この後、金閣寺に行った方もいて、それはそれは美しい世界だったというお話でした。
それでは始めましょう。
今回は、根本体質レメディとして、最も有名なレメディをご紹介します。
フォスフォラス Phos.
2008-3-3
こんにちは、CHK荻野千恵美です。
ホメオパシーの学校に入学した2003年頃から3年間ほど、私は、お茶のお稽古にも通っていました。
茶道は、四季折々の季節を楽しめる奥の深い世界。
ホメオパシーとも、どこか通じるものがあるようだなあと、感じていました。
ホメオパシーの学校在学中の3年生の時、国際セミナーでジェレミー・シェア先生の講義を受けました。
イギリスの、巨匠といわれるホメオパスのお一人です。
そのとき、先生は講義の中で、「ホメオパシーセッションは、茶席のようなものです。」と言われました。
日本の風土で育ったホメオパスの口から出た言葉だったら、私はうっかり聞き流してしまったかもしれません。
でも、西洋の文化的な背景を持つ、ユダヤ人のラビの家に育った先生の発言だったことに強い衝撃を受けました。
茶道の教えは「和敬清寂」。
人には、和やかに、敬意を持って接すること。
心は、いつも清らかに保つこと。
そして、何があっても、心を揺らさないで、しっかりとするべきことができること。
なるほど、これはクライアントさんに向き合う時の、ホメオパスの心得ともいえましょう。
私がお茶のお稽古で一番楽しみにしていたこと。
それは、必ず出てくる、その季節を表現する、茶菓子でした。
なかなか覚えられないお点前。
お茶菓子は、落ち込みがちな私の心を支えてくれるものでした。
こういった経験からというわけではありませんが、CHKでは、「超初心者入門セミナ
ー」には、必ず、休憩時間にお菓子とお茶をお出ししています。
「健康とはなにか?」
「バイタルフォースとはなにか?」
「似たものが、似たものを治すとは?」
普段使い慣れていない脳の筋肉を使っていただくのですから、甘いものは必須だと考えています。
超初心者向け入門セミナーは、
大阪では、3月9日(日) 4月27日(日)
京都では、3月14日(土) を予定しています。
セミナーのあとには、来月開講の「3年制ホメオパス養成コース」の学校説明会も予定しています。
皆様お誘いあわせのうえ、ぜひいらしてくださいね。
では、始めましょう。今回は、根本体質レメディとして3つ目のレメディをご紹介します。